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今回のICFでは、ヨルゲン・ランダース氏の基調講演にはじまる「自然環境の限界」や、実践者に例示された「テクノロジーの可能性」、また「文化・芸術がもたらす新しい人生の目標」そして多くのオピニオンリーダーたちが異口同音に唱えた「倫理観のアップデート」が、多くのセッションで共通した主題となりました。
一方、森美術館の展示「未来と芸術展」との連携もあり、多くのアート作品やアーティストが紹介・登壇する中で、人間の感性や価値観に深く根差したアートには、生命の本質を見つめ未来の問題を解決するための大きなヒントがあり、アートが果たす役割は今後より大きくなるという予測が共有される貴重な機会ともなりました。
あらゆる物事の既成概念や人々の倫理を定義し直す必要がある今、アーティストやイノベーター、学者と共に、自由闊達に議論できる時間と空間の重要性が再認識され、ICFは次回への期待感を醸し出しながら閉幕しました。

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