いま、アジアに見るアートと都市との新たな関係
アジアではビエンナーレやトリエンナーレといった国際展が各地で増加・発展し、アートマーケットも急速に拡大しつつあります。そこで、ICF2014では東南アジアを中心に、そうした都市の関係者を集め、アジアのアート・デザインの可能性を議論する国際交流基金アジアセンターと森美術館のスペシャルセッションを開催します。
主催者挨拶
来賓挨拶
- アピナン・ポーサヤーナン(タイ王国文化省事務次官)
アートと都市の新たな関係
- マルコ・クスマウィジャヤ(都市研究ルジャックセンター所長)
- ガーンディー・レオパイロー(タマサート大学ビジネススクール准教授 / タイ未来革新研究所エグゼクティブ・ディレクター)
- ジェイソン・スー(Shareable Cities & TEDxTaipei キュレーター / MakerBar 共同設立者)
- 南條史生(森美術館館長)
都市や社会という大きな舞台において、アート・デザイン・そして建築などが都市とどのように関わり、どのような役割を持ち、また都市のライフスタイルをどう変えていくのでしょうか。近未来の都市を環境・エネルギー・通信・交通などの視点から見れば、それらの都市のインフラや構造は急速に変化し、それはハードの側面だけでなく、ソフトで、かつネットワーク化した柔軟なものとなっていくでしょう。そのときにクリエイティブな発想はどのような可能性を開き、またその発展に貢献するでしょうか。アジアの事例を検証します。
街に拡がるメディアアート
- グナラン・ナダラヤン(ミシガン大学ペニー・W・スタンプス アート&デザイン校学長)
- 猪子寿之(チームラボ代表)
- 水口哲也(レゾネア 代表 / 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授)
- 南條史生(森美術館館長)
今日、新しいメディアやテクノロジーを用いて発展しているアートは、これまで実践されてきた野外彫刻やパブリックアートとは異なる、街の中のアートの新しい可能性を開きつつあります。その現状はどのようなものなのでしょうか?そして新たな可能性と意義、さらに未来のライフスタイルにどのような変化をもたらすことになるのかを検討します。
アートは社会と対話する
- キティラッタナ・ピティパニット(Director, Design and Creative Business Development, Thailand Creative & Design Center)
- ヴェンザ・クリスト(メディアアーティスト、HONF Foundation ディレクター)
- リチャード・ストレイトマター・チャン(アーティスト / ホーチミン市Diaプロジェクト、ディレクター / ベトナムRMIT大学上級講師)
- ジェイソン・スー(Shareable Cities & TEDxTaipei キュレーター / MakerBar 共同設立者)
アート、デザインの実践は、その活動が与える教育・文化、さらにはライフスタイルやコミュニティー形成、そして社会構築の基盤としても機能します。こうした創造性が生み出す社会に対する基本的な貢献と意義、そして可能性を実例をもって検討し、今後未来に向かって何が可能かを議論します。
まとめ
*8日(水)開催の「国際交流基金アジアセンター × 森美術館 共催スペシャルセッション」のみ1,500円(税込)でご参加いただけます。