登壇者

2014 登壇者一覧

*登壇者は予定であり、変更となる可能性もございます。あらかじめご了承ください。
*各登壇者の詳細なプロフィールはサムネイル画像をクリックしてご覧いただけます。

  • Hiroyasu Ando

    安藤裕康

    Hiroyasu Ando

    国際交流基金理事長

    1944年生まれ。1970年に東京大学を卒業後、外務省に入省。外交官として米国、フィリピン、英国での勤務を経て、内閣総理大臣秘書官、在米国日本大使館公使(特命全権)、中東アフリカ局長、在ニューヨーク総領事(大使)、内閣官房副長官補、駐イタリア特命全権大使等を歴任。2011年10月より、国際交流基金理事長として、外国との文化交流に取り組んでいる。

  • Apinan Poshyananda

    アピナン・ポーサヤーナン

    Apinan Poshyananda

    タイ王国文化省事務次官

    アジアの著名なキュレーターであり、作家。著書にModern Art in Thailand (オックスフォード大学出版局, 1992), Contemporary Art in Asia: Traditions/Tensions (アジア・ソサエティー, 1996), Traces of Siamese Smile: Art + Faith + Politics + Love (バンコク芸術文化センター, 2008), Thai Trends from Localism to Internationalism (バンコク・メトロポリタン・アドミニストレーション, 2012)がある。エジンバラ大学から美術学修士号、コーネル大学から美術史博士号を取得、バンコクのチュラロンコン大学で美術史の教鞭をとる。
    これまでに次のような公職を歴任している。タイ現代芸術文化委員会委員長、文化省文化促進部門事務局長、タイ首相府知識管理開発室室長代行。また下記のように多数の展覧会でキュレーターを務めた。Contemporary Art in Asia: Traditions/Tensions展(アジア・ソサエティー、ニューヨーク)、ジャン・ペイリー展(バンコク)、荒木経惟Unveiled Reality展・森村泰昌Story Portrait展(チュラロンコン大学アートセンター)、ヘリ・ドノ展:Dancing Demons, Drunken Deities(国際交流基金、東京)、Floating Chimera展(Edsvik Art and Culture、スウェーデン)、Beyond Paradise: Nordic Artists Travel East展(ストックホルム近代美術館)、Thai-tanic: Thai Art in the Age of Constraint and Coercion展・Death Before Dying: the Return of Montien Boonma展(バンコク国立美術館)、Show Me Thai〜みてみ☆タイ〜展(東京都現代美術館)、Thai Transience展(シンガポール美術館)、Thai selections展(ヴェネチア・ビエンナーレ、アート アジア・パシフィック・トリエンナーレ、シドニー・ビエンナーレ、ヨハネスブルグ・ビエンナーレ、ハバナ・ビエンナーレ、リバプール・ビエンナーレ、イスタンブール・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ、越後妻有トリエンナーレ)など。ゲストキュレーターを務めた展覧会としてはThai Charisma: Heritage + Creative Power(バンコク芸術文化センター、2014年)がある。
    アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカ合衆国において幅広くコンテンポラリーアートについて講義を行ってきた。ニューヨークのアジアン・カルチュラル・カウンシルのレジデンシー資格、2000年にはベラージオセンター(ロックフェラー財団)のレジデンシー資格を得ている。また2002年にはタイ学術研究会議より Outstanding National Researcher Awardを受賞した。

  • Marco Kusmawijaya

    マルコ・クスマウィジャヤ

    Marco Kusmawijaya

    都市研究ルジャックセンター所長

    建築家兼都市計画家であるマルコは過去15年間、持続可能な建築とアーバニズム(都市における生活様式)および芸術に重点を置いた活動を続けている。
    2003年には建築家、芸術家らとともに一連のワークショップを共催、これは「ジャカルタ想像 - Imagining Jakarta」展として結実している。
    2005年には第二回CPビエンナーレ「都市/文化 - Urban/Culture」の副監督も務めた。
    2006年7月~2010年1月にかけてはジャカルタ芸術評議会議長を務め、2010年には持続可能性についての思索と活動を促進するルジャク都市研究センターの共同創設者ともなった。
    2012年、都市・田園の関係性を含めた地域社会や生態学的な課題に取り組むワークショップや居住プログラムを開催する場として、ジョグジャカルタ近郊の村落にブミ・ペムダ・ラハユ持続可能性学習センターを設立した。
    2013年には、ベルリンのAEDESで開催された「スマート・シティー」展示会インドネシア用出品物のコ・プロデューサも担当。
    なお、2014年11月15日~30日の日程で、WWF所有船に便乗し、ワカトビ(Wakatobi)諸島の国立海洋公園を訪問するアーティスト・エクスペディション、「リウォト・パスィ(Liwuto Pasi)」の監督にも就任している。

  • Karndee Leopairote

    ガーンディー・レオパイロー

    Karndee Leopairote

    タマサート大学ビジネススクール准教授 / タイ未来革新研究所エグゼクティブ・ディレクター

    タマサート大学ビジネス大学院オペレーションズ・マネジメント学科准教授とタイ未来革新研究所(Future Innovative Thailand Institute)エグゼクティブ・ディレクターを兼務。
    地域の知恵を引き出し、公的参加を促して国政の革新を提示するための政策設計研究所によるタイ青写真イニシアティブ2020では主導的な役割を担っている。
    さらに、一連のバンコック市更新・革新フォーラムおよびワークショップの開催により、バンコック市当局の推進する市街地刷新政策にも積極的な関わりを持っている。
    以前はソフトウエア産業振興局アドバイザーと創造的経済政策・施策策定担当副商務大臣を兼務、タイの国家レベルにおける創造的経済政策の枠組の規定に積極的に関与していた。
    タイの学術的・思想的リーダーの一人であるガーンディーは継続的に中小企業や次世代の国民のあいだに革新的な心の有り様や創造的な事業を育むための、公的サービスの改革努力を続けている。
    タマサート大学シリンドーン国際技術研究所で工業エンジニアリングの工学士号を取得、のちに米マディソンのウィスコンシン大で同じく工業エンジニアリング分野の修士号・博士号を得ている。

  • Jason Hsu

    ジェイソン・スー

    Jason Hsu

    Shareable Cities & TEDxTaipei キュレーター / MakerBar 共同設立者

    都市改革とデータの視覚化を専門とする革新的なコンサルティング企業、ザ・ビッグ・クエスチョンズ共同創設者。
    ほかにTEDxタイペイ会議の監督でもあり、アジア地域のTEDx大使をも兼ねる。
    ジェイソンはストーリーテリングの手法と新しいメディアを駆使して、情報に対する認識の有り様を変革する試みに積極的である。
    また、メイカーバータイペイの共同設立者として、現在は主席カタリストを務めている。
    なお、メイカーバーは台湾において有力なハードウエア/ソフトウエア統合インキュベータである。

  • Gunalan Nadarajan

    グナラン・ナダラヤン

    Gunalan Nadarajan

    ミシガン大学ペニー・W・スタンプス アート&デザイン校学長

    芸術と科学、技術の交錯する領域で活動する芸術理論家、キュレーター、ミシガン大学ペニー・W・スタンプス芸術・デザイン校学長。現職に就任するまで、メリーランド・インスティチュート・カレッジ・オブ・アートにおいて研究および修士課程担当副総長を務める。著作には『遊走(Ambulations)』(2000年)、『建築現場(Construction Site)』(編、2004年)および『シンガポールの現代アート』(共著、2007年)、『アート、メディア、科学および技術における場の研究 - 遺構の歴史的調査と知識の移転』(共編、2009年)、ビジュアル・カルチャー・ハンドブック(共編、2012年)をはじめ、百編以上の章、小冊子エッセイ、学術記事および評論が含まれ、著述は14カ国の言語に翻訳されている。また、遊走 - Ambulations(シンガポール、1999年)、180KG(ジョグジャカルタ、2002年)、メディア・シティ(ソウル、2002年)、交渉空間(オークランド、2004年)、およびデンスローカル(メキシコシティ、2009年)など、20件以上の国際展示会を監督、Documenta XI(ドイツ・カッセル、2002年)およびシンガポール・ビエンナーレ(2006年)では協力キュレーターを務めた他、ISEA2004(ヘルシンキ/タリン)、transmediale 05(ベルリン)、ISEA2006(サンノゼ)およびフューチャー・エブリシング・フェスティバル(マンチェスター、2009年)などで審査員を担当。岐阜おおがきビエンナーレ2006の芸術副監督、シンガポールで開催されたISEA2008(エレクトロニクス・アート国際シンポジウム)の芸術監督。国際的にメディア・アートの育成への取り組みで知られており、国際エレクトロニック・アート協会(Inter Society for Electronic Art:ISEA)役員会理事を務めた前歴を持ち、バーチャル・アート・データベース諮問委員にも就任している。現在は大学芸術協会役員会理事であるとともに米国内で科学、工学、芸術およびデザインの各分野を跨いで協調的な研究、教育および創造に関する全国的ネットワークの構築を目的として、アメリカ国立科学財団が資金を提供しているイニシアティブにも従事。2004年に英国王立芸術協会フェローに選出された。

  • Toshiyuki Inoko

    猪子寿之

    Toshiyuki Inoko

    チームラボ代表

    1977年、徳島市出身。
    2001年東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業。チームラボは、プログラマ・エンジニア(UI エンジニア、DB エンジニア、ネットワークエンジニア、ハードウェアエンジニア、コンピュータビジョンエンジニア、ソフトウェアアーキテクト)、数学者、建築家、CG アニメーター、Web デザイナー、グラフィックデザイナー、絵師、編集者など、スペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。
    サイエンス・テクノロジー・アート・デザインの境界線を曖昧にしながら活動中。
    http://www.team-lab.net

    主な実績として、カイカイキキギャラリー台北(台湾)で『生きる』展開催(2011)。
    『LAVALVIRTUAL』(フランス)にて「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」が建築・芸術・文化賞を受賞(2012)。
    国立台湾美術館(台湾)にてチームラボ『We are the Future』展を開催(2012)。
    「teamLabBody」が Unity Awards 2013 の Best VizSim Project を受賞(2013)。
    『シンガポールビエンナーレ 2013』にて、「秩序がなくともピースは成り立つ」を展示(2013~2014 年)。
    『チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展』(佐賀)を開催(2014)。
    東京駅の商業施設『KITTE』にて、新作「時に咲く花」を常設展(2014~)。
    『Art Basel - Hong Kong』(香港)にて、「増殖する生命- Gold」を展示(2014)。
    「秩序がなくともピースは成り立つ」が『アルス・エレクトロニカ』にて、Interactive Art 部門のHonorary Mention(入選)を受賞(2014)。

  • Tetsuya Mizuguchi

    水口哲也

    Tetsuya Mizuguchi

    レゾネア 代表 / 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任教授

    人間の欲求とメディアの関係性をリサーチしながら、ビデオゲーム、音楽、映像など様々な分野において共感覚的でグローバルな創作活動を続けてきた。
    代表作として、『スペースチャンネル5』(1999)、『Rez』(2001)、『ルミネス』(2004)、『Child of Eden』(2010) など。
    また音楽と映像のハイブリッドユニットGenki Rocketsを主宰、Live Earth(2007)東京会場のホログラム映像によるオープニングアクトや、Sonyの3D技術と音楽ライブを融合させた "make.believe 3D live" (2010)などの演出を手掛ける。

    2002年アルスエレクトロニカにおいて、インタラクティブアート部門Honorary Mention、文化庁メディア芸術祭特別賞などを受賞(以上、『Rez』)。
    2006年には全米プロデューサー協会(PGA)とHollywood Reporter誌が合同で選ぶ「Digital 50」(世界のデジタル系イノベイター50人)の1人に選出される。
    2007年文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査主査、2009年日本賞審査員、2010年芸術選奨選考審査員などを歴任。
    SMAL(Sapporo Media Arts Lab) 客員研究員。

  • Kittiratana Pitipanich

    キティラッタナ・ピティパニット

    Kittiratana Pitipanich

    Director, Design and Creative Business Development, Thailand Creative & Design Center

    デザイナー、建築家、教育者。UCLAとニューヨークのコロンビア大学で建築及び都市デザインの修士号を取得。アサンプション大学建築学部学部長を務めた6年間に、デザインスタジオとライフスタイル・ブランド「エブリデイ・ライフ・エレメンツ(Everyday Life Elements)」を立ち上げた。多くの専門分野で経験を積み、2005年に首相府の管轄下にあるタイクリエイティブデザインセンター(Thailand Creative and Design Center、TCDC)のデザイン及び創造的ビジネス開発所長に任命され、創造的ビジネス開発や専門家育成に取り組んだ。TCDCでの活動には、タイ創造的経済の調査(のちにタイ第11次国家開発計画の創造的産業開発における政策立案の基礎として利用された)、クリエイティブ・マッピング、国際シンポジウム、オンラインデザインコミュニティー、タイ高速鉄道列車のためのサービスデザイン、バンコック・グローバルガバメント・ジャムなどがある。2014年には、その活動はウォールペーパー誌(タイ)により「ムーブメント・オブ・ジ・イヤー」に選ばれ、表彰された。

  • Venzha Christ

    ヴェンザ・クリスト

    Venzha Christ

    メディアアーティスト、HONF Foundation ディレクター

    1999年以降、ニューメデイアアートに軸足を置き、ジョグジャカルタにニューメデイアアート・ラボ、HONFラボ(2011年からはHONFファウンデーションと改名)を設立した。メデイアアートの分野で新しいアイディアを共有し、育てるためのスペースとして、アーティストや創造的実践家、科学者、ハッカー、活動家、一般市民など社会のより広範な人々が集い、探索・対応型の対話を積み重ねて、文化の枠を超えて教育やアート、テクノロジー、地域コミュニティーを融合させようとしている。パブリックアート・インスタレーション、メディア・パフォーマンス、メデイアアート・フェスティバル、テクノロジー・リサーチ、ビデオワーク・フェスティバル、メディア+サイエンス+テクノロジーに関するワークショップと討議、DIYの集い、エレクトリック/メディアカルチャー運動など多岐にわたるプロジェクトも企画・運営してきた。HONFラボ、v.u.f.o.c(地球外研究センター)、EFPプラットフォーム、マイクロネーション/マクロネーション(Micronation/Macronation)プロジェクト、エレクトロコア(Electrocore)・サウンド+リサーチ・プロジェクトを提唱し、創設した。ヴェンザと彼の仲間たちは、世界各地・各国でメデイアアート・プロジェクトを推進してきた。HONFはメデイアアート分野でエデュケーション・フォーカス・プログラム(EFP)と銘打ったスペシャルプロジェクトを立ち上げた。EFPの目標は、地域のクリエイティブなコミュニティー(その関心と活動の中心がニューメディアにある)、科学者、クリエイター/アーティストの間の連携と交流を打ち立てることであり、技術的な専門知識がある大学/ラボとニューメデイアアートや技術に関心があるメデイアアーティスト/理論家との連携を創り出すことである。それによって芸術作品と理論におけるテクノロジーへの関心とテクノロジーの分析を高め、HONFと共にインドネシアにアートとテクノロジーの間に新しい架け橋を作ろうとしている。ヴェンザはまた、2007年以降Cellsbutton(ジョグジャカルタ国際メデイアアート・フェスティバル)の、また今年(2014年)スタートしたオープン・カルチャー(Open Culture)及び クリティカル・メイキング(Critical Making)向けの新しいプラットフォームの発案者であり、ディレクターでもある。どちらもHONFにより毎年制作・開催されている。リンク先:http://natural-fiber.com , http://honfablab.org, http://vufoc.net

  • Richard Streitmatter-Tran

    リチャード・ストレイトマター・チャン

    Richard Streitmatter-Tran

    アーティスト / ホーチミン市Diaプロジェクト、ディレクター / ベトナムRMIT大学上級講師

    ベトナムのホーチミン市を活動の場とする、同市在住アーティスト。ボストンのマサチューセッツ芸術大学メディア相関スタジオ(Studio for Interrelated Media:SIM)で学位を取得。
    単独および共同作品はマンチェスター・アジア・トリエンナーレ2011、第四回広州トリエンナーレ、第52回ベネチア・トリエンナーレ、都市芸術と建築に関するシンセン・香港共催ビエンナーレ、2006年度および2008年度シンガポール・ビエンナーレ、2004年度光州ビエンナーレ、2005年度抱川アジア芸術祭、芸術メディアのためのカールスルーエ市ZKMセンター、シンガポール美術館、10チャンセリー・レーン・ギャラリー(香港)エスライト・ギャラリー(台湾)アラリオ・ベイジンのアジア・アート・ナウ、ヒュー・レーン・ギャラリー、バンコックのチュラーロンコーン大学チュラ・アート・ギャラリーおよびアジアトピア・パフォーマンス・アート・フェスティバル、バルセロナのアート・テック・メディア06、イファ・ギャラリー(北京)およびカンダダ・アートスペース(東京)を含め、米国、欧州およびアジア各都市に展示された実績がある。著作・批評・監督プロジェクトとしては、ヴィッテ・デ・ヴィスにおけるロッテルダム対話、ベルリンのハウス・デア・クルトゥーレンでのシナプス、2009年度アジア太平洋トリエンナーレ出品の「ザ・メコン - The Mekong」、タイムズ美術館、2012年の広州と光州アジア芸術スペース・ネットワークが挙げられる。Art.Es誌(マドリッド)のアジア太平洋地域担当記者とコンテンポラリー誌(ロンドン)のホーチミン市在住編集者を経験。2005年には多年にわたる研究プロジェクトであったメコンを巡る瞑想を対象として、香港のアジア芸術アーカイブから、2005年度マーテル現代アジアン・アート研究助成金を授与された。2005年、東京で開催されたハーバード・アジア国際関係プロジェクト(HPAIR)では現代アートについての講師を務めた。ハーバード大での教育助手(2000年~2004年)やMITメディア・ラボでのメディア芸術研究(2000年)、ホーチミン芸術大学客員講師(2003年)などを歴任後、ベトナム、RMIT大学での(デザイン担当)上級講師に就任。2010年、サイゴンにおける現代アート実験の場としてDIA/PROJECTSを設立している。

  • ケヴィン・スラヴィン

    Kevin Slavin

    MITメディアラボ、メディアアート&サイエンス准教授

    ケヴィン・スラヴィンは企業家としてデジタルメディア、ゲーム開発、技術、デザインを巧みに統合してきた。彼はゲームデザイン、新技術(GPSなど)や新しいプラットフォーム(Facebookなど)の開発に新風を送り込んできたパイオニアである。
    2005年に彼はArea/Code(2011年にZyngaにより買収された)の共同創設者となり、そこで携帯可能で広く普及している位置把握技術を利用して、大がかりな実世界ゲームを開発した。ノキア、ナイキ、プーマなどの大企業や、MTV、A&E、Discovery Channel、CBSl、ディズニーなどの巨大メディア企業とも共同で活動してきた。2008年にはAFK Labsを共同創設、当時としては世界最大かつ最も稠密なセンサーメッシュなど、次世代対応環境の設計に取り組んできた。
    スラヴィンは、我々はアルゴリズムでデザインされた世界に暮らしており、益々アルゴリズムに管理されていると論じている。大変人気がある彼のTEDトーク、“How Algorithms Shape Our World,”(アルゴリズムはどのように我々の世界を形作っているか)は、200万回以上も視聴された。彼は、王立芸術協会、アスペン研究所、BBC、MIP/Cannesなどでの国際的催しでたびたび基調講演や講義をしてきた。
    スラヴィンはニューヨーク大学のITP、Cooper Union、Fabricaで教鞭をとってきたほか、DDBやTBWA\Chiat\Dayなどの広告代理店でクリエイティブディレクターや戦略的プランナーとして活動してきた。現在は、ネットワーク放送のテレビ番組制作に取り組んでいる。アーティストとしては、公共的な都市規模の作品は、フランクフルト現代美術館やロンドン・デザインミュージアムに展示された。彼の作品評はニューヨークタイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ビジネス・ウィーク、Wired、Fast Companyなどに掲載された。彼は美術の学士号(BFA)をCooper Unionから受けている。

  • Andrew ¨bunnie¨ Huang

    アンドリュー・バニー・ファン

    Andrew "bunnie" Huang

    Open Hardware Designer

    バニーは、ハードウェアのデザインやアンデザインが得意。これまでの業績は、初版Xboxのセキュリティーの弱点の発見・公開、様々なスタートアップ企業向けのシリコンチップの設計、Chumbyのハードウェア設計と製造など。現在は主に、深圳でハードウェア・サプライチェーンの周知度が低い側面の開発に従事。彼のApple IIが回路図を装備していたこともあって、ハードウェアからスタートしたが、今は最新のコンピュータにオープンドキュメンテーションで情報を提供することにより誰もが同じ道を歩めるようにしたいと願っている。

  • Connor Dickie

    コナー・ディッキー

    Connor Dickie

    Co-Founder & CEO, Synbiota Inc.

    コナー・ディッキーは多くの特許を持つ発明家で、メディアとテクノロジーに造詣の深い企業家である。
    コナーはSynbiotaを共同設立して、新薬、素材、食物そして燃料の開発を合成バイオロジーとOpen Webの融合によって促進している。
    コナーの過去の発明には、隠されたメッセージを埋め込んだディスプレイの技術や、見ているときだけテレビが映る、サムスンの「スマートポーズ」機能などがある。
    シンギュラリティ大学出身のディッキーはMITのメディアラボ客員教授を経て、最近ではMozilla Labsの特別研究員となり、モントリオールのDIYbioコミュニティ、BricoBioの共同創設者でもある。

  • Peter Bishop

    ピーター・ビショップ

    Peter Bishop

    ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン教授

    マンチェスター大学で都市計画を学び、25年間セントラル・ロンドンの計画局長(Director of Planning)としてカナリー・ワーフやキングス・クロス駅周辺などの大規模開発に取り組む。
    2007年に、市長の建築・デザイン・スタジオであるデザイン・フォー・ロンドン(Design for London)の初代ディレクターに任命され、その後、ロンドン開発公社の副最高経営責任者に就任。
    これらの活動を通じて、新しい公共空間計画や住宅デザイン政策を立案し、ロンドン・オリンピックを通じた長期的遺産(legacy)の形成を目指したマスタープランや東部ロンドンの大規模再生戦略を作成した。
    2011年に建築事務所、アライズ・アンド・モリソン・アーキテクツ(Allies and Morrison Architects)のディレクターに就任、またユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、バートレット建築スクールの教授(都市デザイン)に任命された。
    また同年英国政府のためにデザイン標準に関する『ビショップ・レビュー』を執筆。
    2012年には仮設建築に関する著書、『テンポラリー・シティ(The Temporary City)』が刊行された。

  • Vishaan Chakrabarti

    ヴィシャーン・チャクラバーティー

    Vishaan Chakrabarti

    コロンビア大学大学院准教授 / Partner, SHoP Architects

    コロンビア大学大学院建築・計画・保存研究科ホリデイ准教授(不動産開発)兼都市不動産センター所長。
    また、建築事務所SHoPアーキテクツ所属のパートナーとして、 世界中で大規模プロジェクトに関わっている。
    近作として2013年にはメトロポリス/DAP出版から『都市の国家(A Country of Cities)』を刊行。本書は、現在、衰退しつつあるハイウェイ、一戸建て、障壁という条件を、鉄道、高層建築、および樹木によって置き換えることで、未来の繁栄、持続可能性、社会的公正のヴィジョンを描く「都市化されたアメリカのためのマニュフェスト」である。
    コロンビア大学およびSHoPに就任する以前、リレイテッド・カンパニーズの業務執行副社長としてモイニハン駅再開発プロジェクトを主導し、ハドソン・ヤーズの再開発を含めた同社の広範な開発ポートフォリオについて計画と設計を監修した。
    また、2009年にはヴァージニア大学で最初のジャクェリン・T・ロバートソン客員教授(建築学)となった。
    2002年から2005年までの期間、ニューヨーク市都市計画局マンハッタン支所の責任者も務めた。これ以前には、建築設計事務所スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリルでアソシエイト・パートナーとして都市計画の責任者を務める傍ら、ニューヨークおよびニュージャージーの両港湾局において交通計画のプランナーを担当した。
    カリフォルニア大学バークレー校の建築修士号、マサチューセッツ工科大学の都市計画修士号を取得したほか、コーネル大学では美術史と工学の両分野で学士号を受けている。
    現在はニューヨーク建築家連盟とエンタープライズ・コミュニティ・パートナーズ社のそれぞれの評議員、シティズンズ・バジェット・コミッションの受託者の他、フレンズ・オブ・ハイラインの名誉評議員に選任されている。
    米中関係全国評議会の若手リーダー・フォーラムメンバーでもある。
    メトロポリス誌の2012年度『ゲーム・チェンジャー上位12人』の一人に選ばれており、デイビッド・ロックフェラー・フェロー、2000年にはクレイン誌の『40歳以下の40人』特集にも掲載された。

  • Dominique Perrault

    ドミニク・ペロー

    Dominique Perrault

    建築家・都市計画家 / ドミニク・ペロー建築事務所創立者 / スイス連邦工科大学教授 / グラン・パリ学術評議会委員

    フランス建築界を代表する一人であるドミニク・ペローは、1989年に36歳でフランス国立図書館(延床面積36万5,000㎡)のコンペに勝って一躍有名になった。彼の多くの作品のうち、欧州連合裁判所(ルクセンブルク)、梨花女子大学(ソウル)、ベルリンとマドリッドのオリンピック・センターなどの大規模な公共施設などは特に高い評価を受けている。これまで、30を超える国際的な賞を受賞し、その作品の主要部分は、ポンピドゥー・センター(パリ)や東京オペラシティ・アートギャラリーなどにおける個展で紹介されている。2010年のベネツィア・ビエンナーレでは、フランス・パビリオンのキュレーターとして、科学者や専門家を招き、よりスマートに連結された都市をデザインするためにビッグ・データが持つ可能性について問題提起を行った。
    ドミニク・ペロー建築設計事務所の日本での仕事は多様であり、大阪市中心街にある富国生命ビルにみられる大企業の開発プロジェクトだけでなく、新潟県十日町・貝之川神明水辺公園内の野外能楽堂(バタフライ・パビリオン)といった文化施設などが存在する。

  • Christophe Girard

    クリストフ・ジラール

    Christophe Girard

    パリ第4区区長 / 2001年-2012年パリ市長助役文化担当 / Nuit Blanche 創始者

    1956年2月生まれ。ひとりで複数の人生を歩んできたかのようなジラールは、10代の頃に日本文化に惚れこみ、パリで日本語を学んだ後、東京に移り住む。この島国への数えきれない彼の旅はこのときに始まっている。イヴ・サンローランやLVMHグループのような国際企業のトップエグゼクティブとしてキャリアの大半を送る。1999年から2001年まで、パリの旧アメリカンセンターの会長を務めた。フランスではワインの生産もしている。政界入りは芸術、文化、権利平等の推進に捧げられてきた彼の人生の新たな一歩に過ぎない。2001年に当時のパリ市長ベルトラン・ドラノエに、パリ市文化担当助役に任命される。この任期中、パリでは文化が復興し、「Nuit Blanche(白夜祭)」のような画期的なプロジェクトが始まった。このプロジェクトは今では世界中に知られており、類似のプロジェクトが世界各地で行われている。2012年、パリ第4区区長となり、今年の3月再選された。彼はEUを支持し、同性カップルの権利平等や文化の擁護を主張するなど、すべての差別と戦い続けている。教育問題の活動家でもある。3冊の本と1冊の小説、Père comme les Autres (2006)、La Défaillance des Pudeurs (2006)、Le Petit Livre Rouge de la Culture (2012)、L’Equinoxe du 11 septembre (2011)を執筆している。

  • Justine Simons

    ジャスティーン・サイモンズ

    Justine Simons

    ロンドン市 文化部長 / 世界都市文化フォーラム議長

    10年以上にわたりロンドン市の文化部長を務め、労働、保守、両党の市長のもと、ロンドンの文化振興において中心的な役割を果たしてきた。
    文化は都市にとって不可欠な要素であり、文化なくして21世紀の都市は発展・繁栄し得ないという信念のもと、ロンドンの文化政策を主導。世界の25都市とともに文化と都市の未来をグローバルに考える「世界都市文化フォーラム」を立ち上げた。
    また、映像、ファッション、デザインといったクリエイティブ産業へのロンドン市長の投資戦略を方向づけ、ロンドン市が関わる音楽、演劇、国際文化交流、美術、文化政策、パブリックアートといった事業も統括している。
    2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会では、ロンドン史上最大規模となる文化フェスティバルを実行。パブリックアートプロジェクト「フォース・プリンス(四番目の台座)」のコミッションを英国最大の彫刻賞に発展させ、23か国に広まった世界最大の参加型ダンスフェスティバル「ビッグ・ダンス」の理事長でもある。
    現職に就く前は、コンテンポラリー・ダンス分野のいくつかの主要な劇場で10年間働いた。現在はブリティッシュ・ファッション・カウンシル、ブリティッシュ・フィルム・コミッション、ロンドン・デザイン・フェスティバル、アーティチョーク・トラストのボード・メンバーを務めるほか、世界都市文化フォーラムの議長、テムズ・フェスティバルの副議長でもある。

  • Carsten Nicolai

    カールステン・ニコライ

    Carsten Nicolai

    アーティスト

    カールステン・ニコライ(1965年カール=マルクス=シュタット生まれ)は芸術形式とジャンルの枠を超えて芸術を統合する手法を取ろうとしている。彼は科学的な参照システムに影響を受け、数学のパターン、例えばグリッドやコード、それにエラーやランダムな自己生成構造をしばしば使用している。
    「ドクメンタX」や「第49回、第50回ヴェネチア・ビエンナーレ」のような重要な国際展覧会に参加した後、ニコライの作品は2005年にドイツ・フランクフルトのシルン美術館「anti-reflex」とベルリンの新ナショナルギャラリー「syn chron」の2つの包括的な個展で展示された。また2007年にはチューリッヒのハウス・コンストルクティヴ美術館で「static fades」展、2011年にはヴィリニュスのコンテンポラリーアートセンターで「pionier」展が開催された。2013年には日本の第17回文化庁メディア芸術祭で大賞を受賞した。

    ニコライの作品はライプツィヒ/ベルリンのGalerie EIGEN + ART、Pace GalleryそれにローマのGalleria Lorcan O'Neillに展示されている。
    ニコライはノト(noto)という別名で独自の記号によるコード、音響と視覚によるシンボルを生み出すために音を用いた実験をしており、アルヴァ・ノト(alva noto)の名前で、電子音楽の分野にこの実験を導入している。クラブやコンサートホールで演奏する他、ニューヨークのグッゲンハイム美術館、サンフランシスコ近代美術館、パリのポンピドゥー・センター、グラーツのクンストハウス、ロンドンのテート・モダンなど各地の美術館でオーディオビジュアル作品を発表している。また坂本龍一、池田亮司(cyclo.)、ブリクサ・バーゲルト(anbb)、マイケル・ナイマンら多彩な芸術家ともプロジェクトを進めている。オラフ・ベンダー(byetone)との最新の音楽プロジェクトは、ダイアモンド・ヴァージョン(Diamond Version)と呼ばれ、ミュート・レコードでリリースされた。

  • 斎藤精一

    Seiichi Saito

    ライゾマティクス / Creative Director & Technical Director

    1975年神奈川生まれ。
    建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からNYで活動を開始。
    その後ArnellGroupにてクリエティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。
    その後フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。
    2009年-2013年国内外の広告賞にて多数受賞。
    現在、株式会社ライゾマティクス代表取締役、東京理科大学理工学部建築学科非常勤講師。
    2013年D&AD Digital Design部門審査員、2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員。

  • Heizo Takenaka

    竹中平蔵

    Heizo Takenaka

    慶應義塾大学教授 / 森記念財団都市戦略研究所所長 / アカデミーヒルズ理事長

    1951年和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業。

    ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣兼務、総務大臣を歴任。2006年より現職。経済学博士。

    著書は、『経済古典は役に立つ』(光文社)、『竹中式マトリクス勉強法』(幻冬舎)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『研究開発と設備投資の経済学』(サントリー学芸賞受賞、東洋経済新報社)など多数。

  • Joichi Ito

    伊藤穰一

    Joichi Ito

    MITメディアラボ所長

    伊藤穰一は、MIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長。株式会社デジタルガレージ共同創業者で取締役。ソニー株式会社社外取締役。The New York Times、Knight財団、MacArthur財団、FireFox 開発の Mozilla Foundationのボードメンバー。 PSINet Japan、デジタルガレージ、Infoseek Japanなど多数のインターネット企業の創業に携わる他、エンジェル投資家としてもこれまでに、 Twitter, Six Apart, Wikia, Flickr, Last.fm, Fotonauts, Kickstarter, Path等を初めとする有望ネットベンチャー企業を支援している。
    2008年米国Business Week誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」、2011年米国Foreign Policy誌にて「世界の思想家100人」、2011年、2012年共に日経ビジネス誌にて「次代を創る100人」に選出。
    2011年英オクスフォード大学インターネット研究所より特別功労賞受賞。2013年米大学機構、The New Schoolより名誉博士号(文学博士)を受位。2014年3月11日には、インタラクティブメディアの世界的イベントSXSW Interactiveで殿堂入りを果たした。

  • Hiroo Ichikawa

    市川宏雄

    Hiroo Ichikawa

    明治大学専門職大学院長 / 森記念財団理事

    1947年東京都生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、カナダ政府留学生としてウォータールー大学大学院博士課程修了(都市地域計画、Ph.D.)。

    (財)国際開発センター、富士総合研究所主席研究員、明治大学政治経済学部教授(都市政策)を経て現職。
    専門は都市政策、危機管理、次世代政策構想。日本初の「世界の都市総合ランキング (Global Power City Index)森記念財団」の主査を務める。

    東京都や特別区等の基本構想審議会、都市計画審議会等の会長・委員などのほか、国土交通省、国際協力機構などの委員を多数歴任。

    現在、明治大学危機管理研究センター所長、日本テレワーク学会会長、日本自治体危機管理学会常任理事、日本公共政策学会監事。
    NPO活動として、日本危機管理士機構理事長、日本の未来をつくる会副理事長、都心のあたらしい街づくりを考える会理事、日本救助犬協会理事長など。

    著書に『東京の未来戦略』(共著、東洋経済、2012年)、『山手線に新駅ができる本当の理由』(単著、都市出版、2012年)、『日本大災害の教訓』(共著、東洋経済、2011年)、『日本の未来をつくる』(共著、文藝春秋、2009年)、『グローバルフロント東京』(編著、都市出版、2008年)、『文化としての都市空間』(単著、千倉書房、2007年)、『東京都を読む事典』(編著、東洋経済、2002年)、『首都圏自治体の攻防』(編著、ぎょうせい、2001年)、『しなやかな都市 東京』(単著、都市出版、1994年)「Global Power City Index Year Book 2012」(編著、森記念財団、2012年)など多数。

    DVDに『Learning from Tokyo』(JICA、日英語版、2004年)、『現代日本の危機管理』(明治大学、日英語版、2011年)。

  • Fumio Nanjo

    南條史生

    Fumio Nanjo

    森美術館館長

    1949年東京生まれ。
    1972年慶應義塾大学経済学部、1976年文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。
    1978~86年国際交流基金職員、1986~90年ICAナゴヤディレクター、1990年~2002年ナンジョウアンドアソシエイツ主宰、2002~06年森美術館副館長を経て2006年11月より現職。
    1997年ヴェニス・ビエンナーレ日本館コミッショナー、1998年台北ビエンナーレコミッショナー、ターナープライズ(英国)審査委員、2001年横浜トリエンナーレ2001アーティスティック・ディレクター、2005年ヴェニス・ビエンナーレ金獅子賞国別展示審査員、2006年及び2008年シンガポールビエンナーレ アーティスティック・ディレクター等を歴任。
    1995年新宿アイランド、1997年博多リバレイン、2002年以降の六本木ヒルズ、2006年シンガポールヴィヴォシティ等のパブリックアート計画、1999年大林組東京本社コーポレートアート計画などのアートディレクションも行う。
    慶應義塾大学非常勤講師として、アートマネジメント講座(1991年~)、アートマネジメント大学院講座(2011年~)、グローバルセキュリティ研究所開設講座「アートと社会」(2010年~現在)。
    CIMAM(国際美術館会議)及びAICA(国際美術評論家連盟)会員。
    近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」 (美術年鑑社、2010年)、「アートを生きる」(角川書店、2012年)がある。

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