PROGRAMプログラム
PROGRAM LISTプログラム詳細
Art & Science Session
Innovation for Happiness:幸福の新たな価値観を求めて
科学技術の進展は近い将来地球環境、人間の身体や寿命、社会の構造や倫理、そしてライフスタイル等を大きく変化させ、善悪、正義、美、人生の意義などについての価値観や幸福の意味も大きく変化させることになるでしょう。環境、アート、感動、身体、愛、信用を論点として、これからの「幸福」の新たな価値観について議論します。
キックオフ ディスカッション - 科学技術の進展と価値観の変化、未来における「幸福」の意味とは何か
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南條史生Fumio Nanjo
森美術館館長
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伊藤穰一Joichi Ito
MITメディアラボ所長
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北野宏明Hiroaki Kitano
ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長
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林千晶Chiaki Hayashi
株式会社ロフトワーク代表取締役
ディスカッション前半(分科会)
テーマ1 環境の未来:
人間と自然の対立の終着点に幸せは待っているのか?
人間が火星の過酷な環境に住むことや、地球の限られた資源を配慮したエコロジカルな環境を目指す背景に何が起こっているのでしょうか?近代文明の根源に人間と自然の対立があり、それを乗り越えることを目的にさまざまな技術革新がなされ、新しい価値観や社会システムを創り出してきました。しかし、この対立の終着点には幸せな生活が待っているのか、議論します。
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小渕祐介Yusuke Obuchi
東京大学建築学専攻准教授
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ハニフ・カラHanif Kara
AKT II デザインディレクター / ハーバード大学デザイン大学院実践建築技術学教授
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ザビエル・デ・ケステリエXavier De Kestelier
ハッセルスタジオテクノロジー&イノベーションデザイン責任者
テーマ2 アートの未来:
バイオアートが生み出す新たな美の標準とは?
バイオテクノロジーによって生み出されたアートが登場し初めています。生命を作りだし、あるいはデザインすることが可能な時代。人間が生命を作り出すとき、人間は神に挑戦することになるのでしょうか?そこで生まれてくる新たな美の基準とはどのようなものなのでしょうか?未来に開かれるアートと美の可能性を議論します。
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福原志保Shiho Fukuhara
アーティスト / 開発者 / 研究者
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エイミー・カールAmy Karle
アーティスト / デザイナー / フューチャリスト
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ガイ・ベン=アリGuy Ben-Ary
アーティスト / 研究者
テーマ3 信用の未来:
テクノロジーが担保する信用の形とは?
あらゆるものがデータ化され、資源化される世界にあります。そのデータは誰が管理し、どのように運営されるべきなのでしょうか?そこで優先されるのは「安全」や「幸福」なのでしょうか、それとも「自由」なのでしょうか?人は何を信頼し、何によってそのアイデンティティは担保されるのでしょう?人類史的な転換のなか、いま本当に議論すべきは何なのか?を議論します。
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若林恵Kei Wakabayashi
黒鳥社コンテンツ・ディレクター
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武邑光裕Mitsuhiro Takemura
メディア美学者 / クオン株式会社ベルリン支局長
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山本龍彦Tatsuhiko Yamamoto
慶應義塾大学法科大学院教授
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岩田太地Daichi Iwata
NEC FinTech事業開発室長 / イントレプレナー
ディスカッション後半(分科会)
テーマ4 感動の未来:
脳科学とAIが開示する情動の科学とは?
人が感動することのメカニズムとは?感動は知性、理性とどのような関係にあるのでしょうか?文化、芸術が生み出す情動の科学は、これからの人間の可能性をどのように開くのでしょうか?あらたな感動の可能性を議論します。
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久保田晃弘Akihiro Kubota
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授 / アート・アーカイヴセンター所長
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池上高志Takashi Ikegami
複雑系科学研究者 / 東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授
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メモ・アクテンMemo Akten
アーティスト
テーマ5 愛の未来:
変化する愛の形と幸福の行方とは?
情報技術やバイオテクノロジーの革命によってもたらされる我々の愛のありかたの変化は、何をもたらすのでしょうか?愛の多様化は、家族の形態さえも、今とは違ったものにするのでしょうか?人はその時他者とどのような関係を結ぶのでしょうか?科学技術のもたらす人間の変革と愛の未来を議論します。
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岡本裕一朗Yuichiro Okamoto
玉川大学文学部教授 / 玉川大学学術研究所研究員
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石黒浩Hiroshi Ishiguro
大阪大学基礎工学研究科教授 / ATR石黒浩特別研究所客員所長
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長谷川愛Ai Hasegawa
アーティスト / デザイナー
テーマ6 身体の未来:
拡張する身体がもたらす未来の人間像とは?
障害とは欠落なのか、それとも個性なのか?科学技術の進展は障害者と健常者の境界を取り払い、身体能力の拡張へと向かっています。我々はどこまで自身の身体を科学技術によって変化させて良いのでしょうか?もし身体能力を拡張したとき、我々は今と同じ人間と言えるのでしょうか?身体に対する価値観の未来を探ります。
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栗栖良依Yoshie Kris
SLOW LABELディレクター
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為末大Dai Tamesue
Deportare Partners代表
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鶴丸礼子Reiko Tsurumaru
服飾デザイナー / 一般社団法人服は着る薬代表理事
ラップアップ&ネットワーキング
Urban Strategy Session
東京のアイデンティティ:時間の連続性と想像力がもたらす未来の東京らしさ
今後ますますグローバル化が加速する中、東京が歴史的なコンテクストを活かしつつ、都市としての独自のアイデンティティを創出・発信し続けていくにはどうすればよいのでしょうか?当セッションでは、都市史や建築、都市開発、素材とデザイン、都市観光などの多角的な視点から議論します。
Art & Science Special Session
教育革命:エデュケーションからラーニングへの変革
~新しいメディアが生み出す学びの世界とは?~
興味や情熱を持った世界中の人々が目標を共有し、集い、新たな価値を生み出すエコシステムは教育の世界にも展開され、インターネット、バイオテクノロジーなど次々と変化するメディア(道具)を活用した新たな教育手法を生み出し、新たな人類を育みつつあります。現在進行している新たな学びの世界から、教育革命の未来を紐解きます。
World Economic Forum Session
都市と第4次産業革命
第4次産業革命、及びそれが都市に何をもたらすか、その意義について探求します。
また、都市が第4次産業革命によってもたらされる機会を如何に受け入れるか、その準備に重要な役割を果たす以下のような要素についても探求します。
・都市におけるビジョナリ―なリーダーシップ
・地域におけるイノベーションのエコシステム
・スマートレギュレーション
・グローバルスタンダード
・公共セクターと民間セクターの協働
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森俊子Toshiko Mori
米ハーバード大学デザイン大学院Robert P. Hubbard記念実践建築学教授
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戸辺昭彦Akihiko Tobe
株式会社日立製作所 社会イノベーション推進本部 アーバン&ソサエティ本部 街づくりソリューション本部 本部主管
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中川雅人Masato Nakagawa
株式会社デンソー エクゼクティブフェロー・グローバル技術渉外 / 広島大学客員教授
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高島宗一郎Soichiro Takashima
福岡市長
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アリス・チャールズAlice Charles
世界経済フォーラム都市関係プロジェクトリード
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江田麻季子Makiko Eda
世界経済フォーラム 日本代表 / エグゼクティブ・コミティー・メンバー
Innovative Business Session
クリエイターが起こす第4次産業革命
~DevOpsで自らを変革する都市の未来~
テクノロジーが民主化し、すべての人がクリエイターとなりうる時代。モノもデジタルも、生産と消費を人がその場で行うDevOpsスタイルが当たり前になり、都市は共創のプラットフォームに変わっていきます。チャレンジする先駆者と共に、今何をすべきか議論します。
Brainstorming for IR4
21世紀型テクノロジー社会とライフスタイル
人工知能、IoT、ビッグデータなど、高度情報通信技術の急速な進歩により、経済・産業分野にとどまらず、社会や生活、さらには人々の価値観までもが大きな変化を余儀なくされています。大変革期を迎える中で、私たちのライフスタイルはどう変わるのでしょうか?仕事、経済、組織、そして生活の視点から議論します。
全体会議(オープニング)
ファシリテーターとのパネルディスカッションを通じた問題提起
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竹中平蔵Heizo Takenaka
東洋大学教授 / 慶應義塾大学名誉教授 / 森記念財団都市戦略研究所所長 / アカデミーヒルズ理事長
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佐々木紀彦Norihiko Sasaki
株式会社ニューズピックス取締役CCO
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浜田敬子Keiko Hamada
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長 / AERA前編集長
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竹下隆一郎Ryuichiro Takeshita
ハフポスト日本版編集長
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津田大介Daisuke Tsuda
ジャーナリスト / メディア・アクティビスト
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藤沢久美Kumi Fujisawa
シンクタンク・ソフィアバンク代表
ブレインストーミング(分科会)
テーマ1:
「仕事」を再定義する:知能を除いた人間性とは何か?
人工知能(AI)が人間の仕事を奪う、という議論が盛んに行われている中で、人間にしかできないこと、知能を除いた人間性とは何かが問われています。生物学とAIを絡めて、人間とは何か、仕事とは何かを深いところで議論します。
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佐々木紀彦Norihiko Sasaki
株式会社ニューズピックス取締役CCO
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松尾豊Yutaka Matsuo
東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻特任准教授
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正能茉優Mayu Shono
株式会社ハピキラFACTORY代表取締役 / ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)スマートプロダクト担当 / 慶應義塾大学大学院特任助教
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奥野克巳Katsumi Okuno
立教大学異文化コミュニケーション学部教授
テーマ2:
シェアリングエコノミー、Gig Economy、地域資本主義の台頭は新しい時代の経済をつくるのか?
UberやAirbnbに代表されるテクノロジーの進化により発生したGig Economy、そしてシェアリングエコノミーに代表される新しい経済の形が一般化しています。シェアリングエコノミーの具体的なメリット、デメリットを考えることで、C to C経済の新しい価値について考えます。そして若い世代の人々にとって働き方は今後どうなるのか、議論します。
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浜田敬子Keiko Hamada
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長 / AERA前編集長
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柳川範之Noriyuki Yanagawa
東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授
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石山アンジュAnju Ishiyama
一般社団法人シェアリングエコノミー協会事務局渉外部長 / 内閣官房シェアリングエコノミー伝道師
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青柳直樹Naoki Aoyagi
株式会社メルペイ代表取締役
テーマ3:
変革期に求められるのは「弱い」リーダーか?
テクノロジーの進展により、社会は大きな変革を迫られています。しかし、全ての人々がすぐに方向転換できるとは限りません。また、変化が必ずしも「善」ではありません。誰でも失敗やミスはします。身体や心の状態によって、いつでも「強く」働けるわけではありません。メンバーたちの「弱さ」を受け入れつつ、組織としてどう対応していけばいいのか、そしてそのときリーダーに求められる「新しい強さ」について議論します。
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竹下隆一郎Ryuichiro Takeshita
ハフポスト日本版編集長
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米良はるかHaruka Mera
READYFOR株式会社代表取締役CEO
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溝口勇児Yuji Mizoguchi
株式会社FiNC Technologies 代表取締役CEO
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澤田智洋Tomohiro Sawada
一般社団法人世界ゆるスポーツ協会代表
テーマ4:
超格差社会の貧困はテクノロジーで緩和できるか?
人々をフラットにすると思われていたテクノロジーによって格差が広がっています。個人のスコア化が行われ、あらゆる評価の指標となるシビアな時代の到来。しかし一方で、貧困を緩和するためにテクノロジーを使うこともできる、という見方もあります。新しい時代における超格差社会を乗り越える方法を模索します。
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津田大介Daisuke Tsuda
ジャーナリスト / メディア・アクティビスト
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水野祐Tasuku Mizuno
弁護士 / シティライツ法律事務所
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丸山俊一Shunichi Maruyama
NHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサー/早稲田大学・東京藝術大学非常勤講師
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岸田崇志Takashi Kishida
株式会社LITALICO執行役員CTO
全体会議(フィードバック)
ICF2018 Program Committee Session
The Japan Foundation Asia Center Session
Innovation for Happiness from ASIA
~見えない価値のみつけかた~
幸せの定義が変化している今、本質的な豊かさに気づくことが未来へのヒントです。次の生き方をどう描くかは、人々の幸福観とつながっています。アジアには可視化されず、ことば以前の価値や魅力がたくさん息づいています。これからの幸せについて、一緒に考えてみませんか。
オープニング・セッション
キーノート:映像表現におけるシネマ・ランゲージ
独特の映像手法により、観る者の五感を刺激し、観客の感性に静かに訴えるトラン監督の映画作品は、「シネマ・ランゲージ(映画は言語である)」という自身の持論を見事に体現しています。日常に潜む見えない価値を可視化する映像表現を持つトラン監督と、人々の無意識を映像化する佐々木監督が、未来に繋ぐメッセージについて語り合います。
トークセッション 1
「食べる」:古来の食から最先端の味覚までを探検
食というキーワードから見えてくる、アジアの人々の暮らしと営みには、私たちが把握しきれていない魅力が詰まっています。食べる行為だけでない、食べることを共に楽しむ場から、人と人とのコミュニケーションを繋ぐための、未来の味覚を探検します。
トークセッション 2
「眠る」:古今東西、眠りの不思議を掘り起こす
私たちは、人生の約1/3を睡眠に費やしていますが、睡眠には未だ多くの謎が眠っています。時代や場所により「眠り」や「夢」の捉え方に違いがあり、その背景には環境や文化が大きく影響しています。「眠り」を紐解くことは、逆説的に現代を生きている時間に意識を向けることでもあります。世界各国・古今東西における人類の「眠り」をとおして、明日をぐっすり眠るためのヒントを掘り起こします。
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重田眞義Masayoshi Shigeta
京都大学アフリカ地域研究資料センター長 / 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授 / NPO法人睡眠文化研究会理事
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ポポ・ダネスPopo Danes
建築家
トークセッション 3
「住まう」:人とのつながりを育む、居場所の未来
東南アジアにみられる熱帯・亜熱帯地域の気候における風土的建築物には、近代建築で主流である住まいと異なる価値観を見つけることが出来ます。自然と共生し、エネルギーを極力使わず、かつ現代の技術とも融合しながら、無名の工匠たちによって、工夫されてきた住まいのあり方。新しい時代へ移行する中で、未来に向けてどんな居場所を創造すべきか、皆さんと共に考えます。
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チャットポン・チューンルディモンChatpong Chuenrudeemol
建築家 / チャット・アーキテクツ代表
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土谷貞雄Sadao Tsuchiya
暮らし研究家 / 株式会社貞雄代表 / HOUSE VISION企画コーディネート / コンサルタント / 建築家 / 住まい / 暮らしに関する研究者 / コラムニスト
ラップアップ&ネットワーキング
お越しの皆様、登壇者と交流頂ける場です。
会場には「眠り」にちなみ、365日毎日ベッドをつくるといわれるチンパンジーのベッドにヒントを得た「人類進化ベッド」が展示されます。是非会場にてご体験下さい。
※ 「人類進化ベッド」についての詳しい情報はこちら。
「人類進化ベッド」
株式会社イワタ
「樹上に作ったベッドに横たわるチンパンジー」
タンザニア、マハレ山塊国立公園にて撮影:座馬耕一郎(長野県看護大学/京都大学アフリカ地域研究資料センター)
竹中平蔵Heizo Takenaka
東洋大学教授 / 慶應義塾大学名誉教授 / 森記念財団都市戦略研究所所長 / アカデミーヒルズ理事長
ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣兼務、総務大臣を歴任。博士(経済学)。
著書は、『経済古典は役に立つ』(光文社)、『竹中式マトリクス勉強法』(幻冬舎)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『研究開発と設備投資の経済学』(サントリー学芸賞受賞、東洋経済新報社)など多数。
ティモシー・モートンTimothy Morton
ライス大学英語学科「リタ・シーア・ガフェイ」名誉教授
ライス大学英語学科の「リタ・シーア・ガフェイ」名誉教授を務めるティモシー・モートンは、これまでにビョーク、ジェニファー・ウォルシュ、オラファー・エリアソン、ハイム・シュタインバッハ、ファレル・ウィリアムスとコラボレーションしている。彼の著作は、「生態学的であるということ」 (ペンギン社、2018年)、「ヒューマンカインド:人類と非人類の連帯の未来」 (ヴァーソ社、2017年)、「ダーク・エコロジー:未来の共生の論理のために」 (コロンビア大学、2016年)、「無:仏教をめぐる3つの考察」 (シカゴ大学、2015年)、「ハイパーオブジェクト」 (ミネソタ大学、2013年)、「リアリズムの魔術」 (オープン・ヒューマニティ社、2013年)、「エコロジーの思想」 (ハーバード大学、2010年)、「自然なきエコロジー」 (ハーバード大学、2007年)。これに加え、8冊の書籍と、哲学、エコロジー、文学、音楽、美術、建築、デザイン、食物などに関する200のエッセイを執筆している。そのほか、2014年には、カリフォルニア大学アーバイン校のクリティカル・セオリー・インスティチュートにて開催されたウェレク・ライブラリー・レクチャーにて講演を行った。
ダーン・ローズガールデDaan Roosegaarde
アーティスト / イノヴェーター
オランダ人アーティストのダーン・ローズガールデ (1979年生まれ) は、人と技術と空間との関係性を探求するソーシャルデザインの作り手を担うイノヴェーター。ローズガールデは幼い頃から光を発する蛍やクラゲなど自然の恵みに心を動かされてきた。彼の自然と技術への憧れは、「Smart Highway」 (日光で充電し夜間に発光する道路) や「Waterlicht」 (仮想の洪水)、「Smog Free Project」 (スモッグから宝石を作る世界最大の屋外型空気清浄機) といった彼の象徴的なデザインに反映されている。
ローズガールデはベルラーヘ建築研究所で建築学修士課程を修めたのち、2007年にローズガールデスタジオを設立。より良い未来へ向けてデザイナーやエンジニアと共に働いている。彼らが共同で行っている「未来の景色」の開発では、未来都市のためのスマートで持続可能なプロトタイプの構築が行われている。
また、彼は世界経済フォーラムにおいてヤング・グローバル・リーダーに選出され、オランダではアーティスト・オブ・ザ・イヤー・2016にも選ばれた。その他、ロンドン・デザイン・イノヴェーション・メダル、INDEXデザイン・アワード、ワールド・テクノロジー・アワード、オランダのデザイン賞2つ、シャーロット・ コーラー・アワード、そして中国の最も偉大なデザイン賞を受賞している。彼は今まで、ロンドンのデザイン博物館、アムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、テート・モダン、東京国立博物館、パリ装飾美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館、さらにヨーロッパとアジアの様々な公共空間で展示を行ってきた。フォーブスとGood 100によりクリエイティブ・チェンジ・メーカーに選定されたローズガールデは、TEDやデザイン・インダバといった世界的なカンファレンスで自身の洞察に富んだアイディアを披露している。
キャシー・ジェトニル=キジナーKathy Jetñil-Kijiner
詩人、ディレクター
キャシー・ジェトニル=キジナーは、マーシャル人系の詩人である。2014年にニューヨークで開かれた国連気候変動サミットで彼女が行ったパフォーマンスは国際的に高い評価を受け、著作物やパフォーマンスは、CNN、Democracy Now, Huffington Postなど国際的なメディアで取り上げられてきた。2017年2月、アリゾナ大学出版局は、彼女の初の詩集「Iep Jāltok: Poems from a Marshallese Daughter(マーシャルの娘の詩)」を出版。また、ギャラリーやパフォーマンス・アート・スペースでも作品が発表され始めている。2017年にはハワイで開かれたホノルル・ビエンナーレで発表され、2018年11月にオーストラリアで開催されるアジア太平洋トリエンナーレでも披露されることになっている。
また、ジェトニル=キジナーは、非営利組織「Jo-Jikum」の共同設立者でもある。この組織の目的は、マーシャル諸島の若者に対し、彼らの島にとって脅威となっている気候変動やその他の環境問題の解決法を見出す後押しをすること。彼女は2015年、Vogue誌から13人の“気象戦士”の1人に選ばれたほか、2016年には、アース・カンパニーからインパクト・ヒーローにも選出されている。また、彼女は太平洋諸島研究でハワイ大学マノア校の修士号を取得している。
伊藤穰一Joichi Ito
MITメディアラボ所長
伊藤穰一は、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長。MIT Media Arts and Science実務教授。ハーバード・ロー・スクール客員教授。株式会社デジタルガレージ共同創業者で取締役。PureTech Health取締役会議長。The New York Times、Knight財団、MacArthur財団、FireFox 開発のMozilla Foundationのボードメンバー。金融庁参与。金融庁「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」委員。慶応義塾大学SFC研究所主席所員。PSINet Japan、デジタルガレージ、Infoseek Japanなど多数のインターネット企業の創業に携わる他、エンジェル投資家としてもこれまでに、 Twitter, Wikia, Flickr, Kickstarter, Path, littleBits, Formlabs 等を初めとする有望ネットベンチャー企業を支援している。2008年米国Business Week誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」、2011年米国Foreign Policy誌にて「世界の思想家100人」、2011年、2012年共に日経ビジネス誌にて「次代を創る100人」に選出。2011年英オクスフォード 大学インターネット研究所より特別功労賞受賞。2013年米大学機構The New Schoolより名誉博士号(文学博士)を受位。2014年SXSW(サウスバイサウスウェスト)インタラクティブフェスティバル殿堂入り。2014年米 Academy of AchievementよりGolden Plate Award受賞。2015年米タフツ大学より名誉博士号(文学博士)を受位。2017年米Industrial Research InstituteよりIRI Medal受賞。2018年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科にて博士号(論文博士)を取得。
北野宏明Hiroaki Kitano
ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長
ソニーコンピュータサイエンス研究所 代表取締役社長。特定非営利活動法人システム・バイオロジー研究機構 会長。沖縄科学技術大学院大学 教授。ロボカップ国際委員会ファウンディング・プレジデント。World Economic Forum(世界経済フォーラム) AI & Robotics Council 委員。ソニー株式会社 執行役員コーポレートエグゼクティブ。
The Computers and Thought Award (1993)、 Prix Ars Electronica (2000)、Nature Award for Creative Mentoring in Science (Mid Carrier)(2009)。ベネツィア・建築ビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)等で招待展示を行う。
南條史生Fumio Nanjo
森美術館館長
慶應義塾大学経済学部、および文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978~1986年)等を経て、2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去に、ヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997年)および台北ビエンナーレ(1998年)のコミッショナー、ターナー・プライズ審査委員(ロンドン、1998年)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006年/2008年)アーティスティック・ディレクター等を歴任。森美術館にて自ら企画者として携わった近年の企画展に、「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る――ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」(2009~10年)、「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」(2011~12年)、「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」(2016~17年)、「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」(2018年)等。近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」(美術年鑑社、2010年)、「アートを生きる」(角川書店、2012年)。
林千晶Chiaki Hayashi
株式会社ロフトワーク代表取締役
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。花王を経て、2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは年間200件を超える。グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材に向き合うクリエイティブ・ラウンジ「MTRL」、クリエイターとの共創を促進するプラットフォーム「AWRD」などを運営。MITメディアラボ 所長補佐、グッドデザイン賞審査委員も務める。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す官民共同事業体「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を岐阜県飛騨市に設立、代表取締役社長に就任。
小渕祐介Yusuke Obuchi
東京大学建築学専攻准教授
2010年より東京大学建築学科にて小渕研究室を主宰する。また、アドバンスト・デザイン・スタディーズ・プログラムの共同創設ディレクターでもある。同プログラムは、デジタル・ファブリケーション・ラボ、サステイナブル・プロトタイピング・ラボ、メディア・イニシアチブ・ラボ、デザイン・シンクタンク、デザイン・プラクティス・ラボ、ソーシャル・デザイン・ラボ、そしてコンピュテーショナル・ユニットの7つより構成される。これまで、2005年から2010年の間はロンドンの英国建築協会 (AA) にてデザイン・リサーチ・ラボの共同ディレクターを務め、2003年から2005年の間、同協会でコースマスターとユニットマスターを務めてきた。プリンストン大学、南カリフォルニア建築大学、トロント大学で建築学を専攻し、プリンストン大学、ハーバード大学デザイン大学院、ケンタッキー大学、ニュージャージー工科大学で教鞭を執った。
小渕准教授はデザインスタジオ、ワークショップ、セミナーコースで教鞭を執り、物質性の概念やデザインシステム、コンピュテーショナルデザイン技術、そして現代建築とデザインにおけるファブリケーションプロセスを探求している。かつては、ニューヨークのライザー+ウメモト、ロサンゼルスのロト・アーキテクツに所属していた。今までの研究プロジェクトは、ニューヨークのクーパー・ヒューイット・ミュージアムで開催されたデザイン・トリエンナーレ、パリのポンピドゥー・センター、北京建築ビエンナーレ、ロッテルダム建築ビエンナーレ、チューリッヒ・デザイン美術館、東京デザイナーズ・ウィーク、バルセロナ・デザイン美術館など、世界中で展示・出版されてきた。
ハニフ・カラHanif Kara
AKT II デザインディレクター / ハーバード大学デザイン大学院実践建築技術学教授
ハニフ・カラは、エンジニアであり、ロンドンに本社を置く構造工学スタジオAKT IIの主宰者である。 同スタジオは著名なデベロッパーや建築家、学術組織とのコラボレーションで成功をおさめ、国際的に認知度を高めている。背景には、スタジオの成果物の評判の高さ、そして研究、思索、実験への強いこだわりがある。同スタジオが手掛けるのは、ロンドンのブルームバーグ・ヨーロッパ本部やアゼルバイジャンのヘイダル・アリエフ・センターなどの革新的建築プロジェクトから、ロンドンのキングズ・クロス周辺の再開発、2012年ロンドンオリンピック関連の都市開発、アブダビのマスダール・シティといった市街区域の大規模マスタープランまで、大小様々である。カラは現在、ハーバード大学デザイン大学院建築学科教授を務め、デザインや学際的な実践をテーマに、テクノロジー雑誌や産業に向けて幅広い執筆活動を行っている。
自身のプロジェクトや学術的な関与を超えて活動するカラは、これまでの実績により、2011年にACE エンジニアリング・アンバサダー・アワードを受賞。また同年、エンジニアとして初めて、王立英国建築家協会のスターリング賞の審査員になり、2008年から2012年にかけては、構造エンジニアとして初めてCABA(英国建築都市環境委員会)委員に任命された。さらに最近では、アーガー・ハーン建築賞の運営委員を務めている。彼はこうした実績により、2000年・2012年受賞のスターリング賞をはじめ、350以上のデザイン賞を受賞している。
資格 : BSc (Hons) CEng FIStructE FICE FREng Hon FRIBA FRSA
ザビエル・デ・ケステリエXavier De Kestelier
ハッセルスタジオテクノロジー&イノベーションデザイン責任者
ザビエル・デ・ケステリエは、オーストラリア、中国、東南アジア、英国、米国にスタジオを持ち、国際的に優れたデザインの業績を挙げているハッセルスタジオのテクノロジー&イノベーション デザイン責任者である。彼は同スタジオであらゆる分野、地域にまたがるデザインテクノロジー、イノベーションを率いている。
ベルギー及び英国で教育を受け、ゲント大学で建築学学士号、理学系修士号を、ロンドン大学バートレット建築校で都市設計修士号を取得。
過去には、フォスター・アンド・パートナーズのスペシャリスト・モデリング・グループの共同責任者にも就任し、コンピューテーショナル・デザインとデジタル・ファブリケーションを専門とするチームを率いた。また、大規模3D印刷分野の学際的研究プロジェクトを実施・監督し、3D印刷による月及び火星の居住地のデザインをNASA、欧州宇宙機関と共同で行ったこともある。
2010年には非営利組織Smartgeometryのトップに就任。Smartgeometryは年に1度デジタル・デザイン、デジタル・ファブリケーションに関する国際会議・ワークショップを開催している。
また、ゲント大学、シラキュース大学、バートレット建築校(ロンドン大学)で教鞭を執ってきた。
専門:コンピューテーショナル・デザイン、ラピッド・プロトタイピング、パラメトリック・デザイン、デジタル・ファブリケーション、アディティブ・マニュファクチャリング、複合現実
福原志保Shiho Fukuhara
アーティスト / 開発者 / 研究者
アーティスト、研究者、開発者。2001年ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ卒業、2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修了。2004年ゲオアグ・トレメルとアーティスティック・リサーチ・フレームワーク「bcl」を結成。以後、特にバイオテクノロジーの発展が与える社会へのインパクトや、水環境問題について焦点を当てている。また、それらにクリティカルに介し、閉ざされたテクノロジーを人々に開いていくことをミッションとしている。ポイエーシスラボ代表。
エイミー・カールAmy Karle
アーティスト / デザイナー / フューチャリスト
エイミー・カールは、国際的な受賞経験のあるバイオアーティスト。カールの作品はデジタルと物質、そして生体システムが融合した不確かな未来の人工物として捉えられている。彼女は、人体に関する研究や科学、テクノロジーを生かし、生命の物質的、精神的側面を考察する芸術を作り上げようとしている。作品では、体内プロセスの可視化を鮮やかに表現することで、人類であることと身体を持つことの意味や概念に迫っている。アーティストでありデザイナーでもあるカールは、アジテーターそしてフューチャリストでもある。彼女は、テクノロジーが人間性を高める方法や、その目標に向かって進歩していく道筋について明確なビジョンを持っている。
カールの作品は54もの国際的な展覧会で展示されている。最近では、カリフォルニア州サンフランシスコの「人体とテクノロジー: 対話する変態」というタイトルでの個展や、オーストリア リンツ市のアルス・エレクトロニカ、ブラジル サンパウロのFILE 国際メディアアート・フェスティバル、ポーランド ワルシャワ市のコペルニクス科学センターなどで展示されている。彼女はまた、X-サミットやザルツブルク・グローバル・セミナーなどのイベントや、フューチャー・イノベーターズ・サミット (FIS) などのシンクタンクに、専門家として定期的に招かれ、自身の革新性や洞察などを共有している。彼女の作品は、BBC、ブルームバーグ、アルテ、ザ・クリエイターズ・プロジェクト、ディスカバリーチャンネル、Fast Company、Scientific American、Popular Science、Vice、The Verge、Vogue、Wiredなどで特集されている。
彼女はConceptual Art Technologiesの共同創設者であり、登録IP、特許、役務商標や商標を開発してきた。また、オートデスクの招聘アーティストを務めたほか、「3Dプリント界で最も影響力のある女性」(All3DP 2016, 2017) にノミネートされ、Loftworkの「YouFab Global Creative Award」(2018) ではグランプリを受賞している。アメリカ国務省のZERO1 American Arts Incubatorによる交流アーティストとして、彼女は、パブリック・ディプロマシー、ソーシャル・イノベーション、STEAM教育での女性の社会進出支援のミッションを課されている。そして、バイオアート分野を切り開き、その過程で、社会やテクノロジー、ヘルスケア分野へ貢献することを長期の目標としている。www.amykarle.com
ガイ・ベン=アリGuy Ben-Ary
アーティスト / 研究者
ガイ・ベン=アリは豪州・パースを拠点とするアーティスト兼研究者。彼は現在、生命科学の研究や学習、さらには生命科学への実践的関与に特化した芸術研究機関であるシンバイオティカ(西オーストラリア大学内に設置)に勤務している。科学とメディアアートを横断して活躍するイノヴェーターとして世界的に著名なベン=アリは、生きる意味を再確認させることを目的としたバイオテクノロジー関連の芸術作品制作を専門としている。その作品は、中国美術館、サンパウロ・ビエンナーレ、モスクワ・ビエンナーレをはじめとする世界最高峰の美術館やフェスティバルで展示されてきた。また、彼の作品は、ニューヨーク近代美術館の常設展コーナーでも鑑賞することもできる。彼の作品である「cellF」「Silent Barrage」は、 アルス・エレクトロニカ賞(2017、2009年)の特別賞を受賞。また、「Silent Barrage」は、アートと人工生命をテーマにした国際的なコンペティションであるVIDAでも最高賞を受賞した。ベン=アリの主要な研究分野はサイバネティックス、ソフト・ロボティクス、そしてバイオテクノロジーの文化的結合である。彼の作品の多くは科学と自然から着想を得ており、具体的には、動きや成長、ビッグデータを活用して、文化の技術的側面や、生体物質およびテクノロジーの再利用を追究する内容となっている。
若林恵Kei Wakabayashi
黒鳥社コンテンツ・ディレクター
1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。著書『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)。
武邑光裕Mitsuhiro Takemura
メディア美学者 / クオン株式会社ベルリン支局長
メディア美学者。クオン株式会社ベルリン支局長。京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、インターネットの黎明期から現代のソーシャルメディア、AIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。著書『記憶のゆくたて―デジタル・アーカイヴの文化経済』(東京大学出版会)で第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。新著に『さよなら、インターネット──GDPRはネットとデータをどう変えるのか』(ダイヤモンド社)、『ベルリン・都市・未来』(太田出版)がある。2017年、Center for the Study of Digital Life(NYC)フェローに就任。現在ベルリン在住。
山本龍彦Tatsuhiko Yamamoto
慶應義塾大学法科大学院教授
慶應義塾大学法科大学院教授。法科大学院グローバル法研究所(KEIGLAD) 副所長。1999年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2001年、同大学院法学研究科修士課程修了。2005年、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。2007年、博士(法学・慶應義塾大学)。桐蔭横浜大学法学部専任講師、同准教授を経て現職。
ほかに、司法試験考査委員(14、15年)、ワシントン大学ロースクール客員教授(17年)、総務省AIネットワーク社会推進会議構成員(17年~)、一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会理事(18年~)、内閣府消費者委員会専門委員(18年~)、経済産業省「デジタル・プラットフォーマーを巡る取引環境整備に関する検討会」委員(18年~)。
主な著書に、『憲法学のゆくえ』(日本評論社、2016年〔共編著〕)、『プライバシーの権利を考える』(信山社、2017年)、『おそろしいビッグデータ』(朝日新聞出版社、2017年)などがある。
岩田太地Daichi Iwata
NEC FinTech事業開発室長 / イントレプレナー
NECにてフィンテック関連のビジネスを推進。社内起業として三井住友銀行とジョイントベンチャー(brees corporation)を立ち上げ、現在取締役として従事。2016年10月から2017年6月に開催されたFISC「金融機関におけるFinTechに関する有識者検討会」委員。ブロックチェーンの国際的オープンソースコミュニティであるHyperledgerプロジェクトのGoverning Boardメンバー。Open Source Summit Japan, フィンテックシンポジウム・FinSum、RegTechに関するシンポジウムRegSumや、サイバーセキュリティコンファレンス・Cyber 3等に登壇。
久保田晃弘Akihiro Kubota
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授 / アート・アーカイヴセンター所長
1960年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授/アート・アーカイヴセンター所長。東京大学大学院工学系研究科船舶工学専攻博士課程修了、工学博士。数値流体力学、人工物工学(設計科学)などに関する研究を経て、1998年から現職。世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクトをはじめ、バイオ・アート、ソフトウェア・アート、芸術の数学的構造やライヴ・コーディングによる即興演奏など、さまざまな領域を横断・結合する創作の世界を開拓。芸術衛星1号機の「ARTSAT1:INVADER」でアルス・エレクトロニカ2015 ハイブリッド・アート部門優秀賞をチーム受賞。「ARTSATプロジェクト」の成果に対して、第66回芸術選奨の文部科学大臣賞(メディア芸術部門)を受賞。札幌国際芸術祭2017に、SIAFラボと共同制作した《Space-Moere プロジェクト》で参加展示。近著に「遙かなる他者のためのデザインー久保田晃弘の思索と実装」(BNN新社, 2017)「メディア・アート原論」(フィルムアート社, 共編著, 2018)「インスタグラムと現代視覚文化論」(BNN新社, 共編著, 2018)などがある。http://hemokosa.com
池上高志Takashi Ikegami
複雑系科学研究者 / 東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授
1989年東京大学大学院・理学系研究科博士課程修了。理学博士(物理学)。京大基研、神戸大学自然科学研究科を経て、1994年より東京大学大学院総合文化研究科助教授、2008年より同教授。動く油滴(2008)の実験や、興奮性媒質としてのウェブの研究(2014)、100万匹のBoidシミュレーション(2015,2017)、など複雑系と人工生命の研究を進めるかたわら、アートとサイエンスの領域をつなぐ活動も精力的に行う。サウンド・インスタレーション「Filmachine」(渋谷慶一郎、YCAM、2006)や、「Mind Time Machine」(YCAM、2010)をはじめ、最近ではアンドロイド・オルタ(文化庁メディア芸術祭・優秀賞,2017)や、オルタを用いたアンドロイド・オペラ(by渋谷慶一郎)「ScaryBeauty」(2018)に協力。著書に、『人間と機械のあいだ』(講談社、2016),『生命のサンドウィッチ理論』(講談社、2013)、『動きが生命をつくる』(青土社、2008)、『人間と機械のあいだ』(共著、講談社、2016)など。
メモ・アクテンMemo Akten
アーティスト
メモ・アクテンは現在イギリスのサセックスに拠点を置く、イスタンブール出身のアーティスト。アクテンは作品を通して、自然、科学、技術、倫理、儀式、伝統そして宗教それぞれの衝突を探求している。クリティカルでコンセプチュアルなアプローチを、研究と組み合わせることによって、形、動き、音を新たに作り上げ、自然でありつつも人為的なプロセスによりデータを脚色している。彼は複雑なシステム、動作、アルゴリズム、ソフトウェアを駆使して研究と制作を行ない、ビデオ、音、光、ダンス、ソフトウェア、オンライン作品、インスタレーション、パフォーマンスなど数多くの分野にまたがるコラボレーションを行っている。彼はこれらの活動とは別に、ロンドン大学ゴールドスミス校にて人工知能とマンマシンインタラクションの研究で博士号取得を目指しており、人間・機械間の共同クリエイティビティを追究している。
アクテンは2013年、アーティストのクアヨラと「Forms」の共作で、アルス・エレクトロニカのゴールデン・ニカ賞を受賞した。また、これまでロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、モスクワのガレージセンター・フォー・コンテンポラリー・カルチャー、パリのゲイテ劇場、イスラエルのホロン・デザインミュージアム、アムステルダムのアイ・フィルム・インスティテュートなどで作品を披露してきた。彼の作品は、Wallpaper*、Dazed、Eye紙、ガーディアン紙、BBC、フィナンシャル・タイムズ紙、Wired、Dezeen等の、書籍や学術論文、雑誌、ウェブサイトで特集されている。
岡本裕一朗Yuichiro Okamoto
玉川大学文学部教授 / 玉川大学学術研究所研究員
1954年福岡生まれ。1984年九州大学大学院文学研究科哲学倫理学専攻修了。
1997年博士(文学)専門は近現代哲学。九州大学助手を経て、2001年より現職。
著書は、『いま世界の哲学者が考えていること』(ダイヤモンド社)、『フランス現代思想史』(中公新書)、『12歳からの現代思想』(ちくま新書)、『モノ・サピエンス』(光文社新書)、『ヘーゲルと現代思想の臨界』(ナカニシヤ出版)ほか多数。共訳として、カーステン・ヘルマン・ピラート『現代経済学のヘーゲル的転回』(NTT出版)、トマス・ネーゲル『哲学ってどんなこと』(昭和堂)などがある。
石黒浩Hiroshi Ishiguro
大阪大学基礎工学研究科教授 / ATR石黒浩特別研究所客員所長
1963年生まれ。大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。京都大学情報学研究科助教授,大阪大学工学研究科教授を経て,2009年より大阪大学基礎工学研究科教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。社会で活動するロボットの実現を目指し、知的システムの基礎的な研究を行う。ロボット研究においては,従来,ナビゲーションやマニピュレーションという産業用ロボットにおける課題が研究の中心であったが,インタラクションという日常活動型ロボットにおける課題を世界に先駆けて提案し,研究に取り組んできた.そして,これまでに人と関わるヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットや,それらの活動を支援し人間を見守るためのセンサネットワークを開発してきた.2011年に大阪文化賞を受賞。また、2015年には、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞を受賞。2017年より大阪大学栄誉教授。主な著書に「ロボットとは何か」(講談社現代新書),「どうすれば「人」を創れるか」(新潮社)、「アンドロイドは人間になれるか」(文春新書)などがある。
長谷川愛Ai Hasegawa
アーティスト / デザイナー
アーティスト、デザイナー。バイオアートやスペキュラティブ・デザイン、デザイン・フィクション等の手法によって、テクノロジーと人がかかわる問題にコンセプトを置いた作品が多い。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(通称 IAMAS)にてメディアアートとアニメーションを勉強した後ロンドンへ。数年間Haque Design+ Researchで公共スペースでのインタラクティブアート等の研究開発に関わる。2012年英国Royal College of Art, Design Interactions にてMA修士取得。2014年から2016年秋までMIT Media Lab,Design Fiction Groupにて研究員、2016年MS修士取得。2017年4月から東京大学 特任研究員。(Im)possible Baby, Case 01: Asako & Morigaが第19回文化庁メディア芸術祭アート部門にて優秀賞受賞。森美術館、アルスエレクトロニカ等、国内外で展示を行う。
栗栖良依Yoshie Kris
SLOW LABELディレクター
東京造形大学にてアートマネジメントを学ぶ傍ら、スポーツの国際大会や舞台制作の現場で実務を学び、長野五輪では選手村の式典・文化プログラムの運営に従事する。05-06年、イタリアのDomus Academyに留学し、ビジネスデザイン修士号取得。イタリアを拠点に世界30カ国でクリエイティブマーケティングのコンサルティングを実践するFuture Concept Labのトレンドリサーチャーとして世界各地を旅しながら、異文化・異分野の人や地域を繋ぎ、新しい価値を創造する活動を多方面で展開。08年より、国内の過疎化の進む地域で市民参加型エンターテイメント作品をプロデュース。10年、骨肉腫を患い右下肢機能が全廃し、障害福祉の世界と出会う。11年、アーティストと福祉施設や企業を繋ぎ、新しいモノづくりとコトづくりに取り組む「SLOW LABEL」を設立。14年、障害者と多様な分野のクリエイターを繋ぎ新しい芸術表現を生み出す国際アートフェス「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」を立ち上げ、総合ディレクターを務める。障害のある人が芸術活動に参加するための環境整備や支援人材の育成に取り組む。日本財団DIVERSITY IN THE ARTS舞台芸術部門プログラムアドバイザー。第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」、タイムアウト東京LOVE TOKYOAWARD2016「Face of Tokyo」受賞。
為末大Dai Tamesue
Deportare Partners代表
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2018年8月現在)。現在は、Sports×Technologyに関するプロジェクトを行う株式会社Deportare Partnersの代表を務める。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。主な著作に『走る哲学』、『諦める力』など。
鶴丸礼子Reiko Tsurumaru
服飾デザイナー / 一般社団法人服は着る薬代表理事
ジバンシーのオートクチュールを経て独立。大分市でプライベートブランドを設立する。厚生労働大臣認定1級技能士、全国技能士会連合会マイスター。全国障がい者ファッション協会副会長。東京医科歯科大学大学院などで講師を務める。交通安全衣服(光る服)の特許取得、その他医療・福祉関係の特許も取得している。体の46カ所を採寸し、どんな体型の人にも補正不要の的確な原型をおこせる「鶴丸式製図法」を考案、2011年大分市にオーダーメイドのアトリエ「服は着る薬」をオープン。約30年間で作った身体障害者向けの服は1千着以上。医療機関と連携して障がい者の衣服開発に従事した経験から、「服は着る薬」というコンセプトを制作の原点に据え、後進の育成にも尽力している。彼女の活動はNHK総合ドキュメンタリーテレビ番組「目撃!日本列島」はじめ、様々な番組でも取り上げられている。2016年第50回吉川英治文化賞を受賞。受賞を機に、「鶴丸メソッド メディカルファッション」(講談社エディトリアル2017年3月)を出版。作業療法士と共に服の採寸に必要な箇所を骨や筋肉の名称に置き換えて解説した教科書も制作している。将来、作業療法士が測った数値をデザイナーに送れば、どこでも服を作ることができる仕組みづくりを目指す。2018年、彼女の作る婦人子供服は厚生労働省の「グッドスキルマーク」第1号に認定される。身障者衣服に国の保険を適用する「衣療保険」を目指してさまざまな働きかけを行っている。
鶴丸礼子の「服は着る薬」https://kirukusuri.exblog.jp/
東利恵Rie Azuma
建築家 / 東 環境・建築研究所代表取締役
1959年大阪生まれ。1982年日本女子大学家政学部住居学科卒業。1984年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。1986年コーネル大学建築学科大学院修了後、東 環境・建築研究所代表取締役。現在、日本女子大学、日本大学非常勤講師。
「星のや」などリゾート施設や商業施設を中心に、集合住宅や個人住宅など様々な建築を手がける。
主な作品:星のや軽井沢(2005)、星のや京都(2009)、ハルニレテラス(2009)、星のや竹富島(2012)、星のや富士(2015)、星のや東京(2016)、星のやバリ(2017)
黒田涼Ryo Kuroda
作家・江戸歩き案内人
1961/8/5生まれ。神奈川県出身、1985年早稲田大学政経学部卒。 東京に眠る江戸の痕跡・史跡を訪ね歩き、文章やガイドでご案内している。歩くことにこだわり、23区内の土地の変遷、江戸城、大名屋敷、神社仏閣、旧軍用地などに詳しい。さらに江戸・東京の街の構造、細道、人物足跡、各種発祥の地などあらゆる歴史痕跡に精通している。大手新聞社で記者を16年務めるなど編集関係の仕事に携わったのち、現代東京に残る江戸の姿を探し出すおもしろさに目覚め、2011年に作家として独立。自称「江戸歩き案内人」としてのガイドツアー講師は、年50日にも及ぶ(2018年予定)。各種カルチャーセンター講師、NHKはじめテレビ・ラジオ、新聞、雑誌などの媒体露出多数。「江戸城天守を再建する会」会員。 主な著書に、「江戸城を歩く」(2009年 祥伝社新書)、「江戸の大名屋敷を歩く」(2011年 祥伝社新書)、「江戸の神社・お寺を歩く(城東編・城西編)」(2012年 祥伝社新書)、「東京名所 今昔ものがたり」(2013年 祥伝社黄金文庫)、「大軍都・東京を歩く」(2014年 朝日新書)、「おれの細道 江戸東京狭隘路地探索」(2015年 アートダイジェスト社)、「美しいNIPPONらしさの研究 私たちが誤解してきた和の伝統」(2016年 ビジネス社)、「江戸の街道を歩く」(2016年 祥伝社新書)、「江戸・東京の事件現場を歩く」(2017年 マイナビ出版)、「江戸東京の幕末・維新・開化を歩く」(2018年 光文社知恵の森文庫)がある。
http://www.facebook.com/ryo.kuroda.96、ツイッターは@kurodaedo、インスタグラムはedo_kuroda
伊藤毅Takeshi Ito
青山学院大学総合文化政策学部教授
1952年京都生まれ。東京大学工学部建築学科、同大学院工学系研究科修士課程・博士課程修了、東京大学助手・助教授・教授を経て、2018年4月青山学院総合文化政策学部教授に着任。工学博士。米国コロンビア大学、フランス社会科学高等研究院(École des hautes études en sciences sociales)客員教授など。
専門は都市建築史。建築史分野における都市史研究の確立と展開、国際的ネットワーク構築に注力。2013年12月都市をめぐる学際的研究のプラットフォームづくりを目指してわが国初の都市史学会を創設。この間、国内外の多数の都市・建築のフィールド調査を企画・牽引し、成果を発表。現在、都市史をさらに展開させる新たな枠組みとして「領域史」を構想中。
主要な著書・編著に『図集日本都市史』(東京大学出版会)、『シリーズ都市・建築・歴史(全10巻)』(同上)、『伝統都市(全4巻)』(同上、日本建築学会賞)、『都市の空間史』(吉川弘文館、建築史学会賞)、『町屋と町並み』(山川出版社)、『バスティード-フランス中世新都市と建築』(中央公論美術出版)、『危機と都市-Along the Water』(左右社)、『東京大学が文京区になかったら』(NTT出版)、『フエ-ベトナム都城と建築』(中央公論美術出版)ほか。
広島県竹原市を皮切りに奈良県大和郡山市、新潟県佐渡市、長野県飯田市、東京都文京区白山、荒川区南千住、葛飾区柴又などの都市調査、町並み保存調査、文化的景観調査を行う。海外では南フランス・バスティード、ベトナム・フエ、イタリア・アゾロ、オランダ・フリースラント、アイルランド・ダブリン、キューバ、アンティル諸島、アイスランドなど各地の都市・領域調査に携わる。数多くのフィールドを通して、沼地論・島嶼論・荒涼地論・危機都市論などの論点が浮上し、それらを束ねるかたちで新しい枠組みである「領域史」を立ち上げてみたいと考えている。
http://itolab.org/professor/works
デービッド・アトキンソンDavid Atkinson
株式会社小西美術工藝社代表取締役社長
株式会社小西美術工藝社代表取締役社長。奈良県立大学客員教授。三田証券社外取締役。元ゴールドマン・サックス証券金融調査室長。1965年イギリス生まれ。オックスフォード大学(日本学専攻)卒業後、大手コンサルタント会社や証券会社を経て、1992年ゴールドマン・サックス証券会社入社。大手銀行の不良債権問題をいち早く指摘し、再編の契機となった。同社取締役を経てパートナー(共同出資者)となるが、2007年退社。2009年に創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社入社、取締役に就任。2011年代表取締役会長兼社長、2014年に代表取締役社長に就任し現在に至る。1999年に裏千家に入門し、2006年に茶名「宗真(そうしん)」を拝受。2016年財界「経営者賞」、2017年「日英協会賞」受賞、2018年総務省「平成29年度ふるさとづくり大賞個人表彰」、2018年日本ファッション協会「日本文化貢献賞」受賞。
著書は『新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞、東洋経済新報社)、『新・所得倍増論』(東洋経済新報社)、『日本再生は、生産性向上しかない!』(飛鳥新社)、『世界一訪れたい日本のつくりかた』(東洋経済新報社)、『新・生産性立国論』など多数。
政府への提言を続ける一方、各地の観光振興のため奔走し、2015年から日本遺産審査委員、京都国際観光大使、明日の日本を支える観光ビジョン構想会議委員、2016年から東京の観光振興を考える有識者会議委員、行政改革会議歳出改革ワーキンググループ構成員、迎賓館(迎賓館赤坂離宮・京都迎賓館)アドバイザー、二条城特別顧問、観光戦略実行推進タスクフォース有識者メンバー、国立公園満喫プロジェクト有識者会議検討委員などを務めている。
市川宏雄Hiroo Ichikawa
明治大学名誉教授 / 帝京大学特任教授 / 森記念財団理事
市川宏雄は、森記念財団都市戦略研究所業務理事、大都市政策研究機構理事長、日本危機管理士機構理事長等の要職を務め、海外ではSteering Board Member of Future of Urban Development and Services Committee, World Economic Forum(ダボス会議)などで活躍。都市政策、都市・地域計画、危機管理を専門とし、東京や大都市圏に関してさまざまな著作を発表してきた。著書に『都市のエクリチュール』(単著、千倉書房、2018年)、『創発する都市 東京』(編著、都市出版、2017年)、『東京一極集中が日本を救う』(単著、ディスカヴァー携書、2015年)、『東京2025 ポスト五輪の都市戦略』(共著、東洋経済新報社、2015年)、『山手線に新駅ができる本当の理由』(単著、都市出版、2012年)、『日本大災害の教訓』(共著、東洋経済、2011年)、『日本の未来をつくる』(共著、文藝春秋、2009年)などがある。これまで政府や東京都の委員、日本テレワーク学会や日本自治体危機管理学会の会長を歴任し、数多くの公的機関・民間団体の活動に携わってきた。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、ウォータールー大学大学院博士課程修了(都市地域計画、Ph.D.)。1947年、東京生まれ。一級建築士。
竹中平蔵Heizo Takenaka
東洋大学教授 / 慶應義塾大学名誉教授 / 森記念財団都市戦略研究所所長 / アカデミーヒルズ理事長
ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣兼務、総務大臣を歴任。博士(経済学)。
著書は、『経済古典は役に立つ』(光文社)、『竹中式マトリクス勉強法』(幻冬舎)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『研究開発と設備投資の経済学』(サントリー学芸賞受賞、東洋経済新報社)など多数。
伊藤穰一Joichi Ito
MITメディアラボ所長
伊藤穰一は、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長。MIT Media Arts and Science実務教授。ハーバード・ロー・スクール客員教授。株式会社デジタルガレージ共同創業者で取締役。PureTech Health取締役会議長。The New York Times、Knight財団、MacArthur財団、FireFox 開発のMozilla Foundationのボードメンバー。金融庁参与。金融庁「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」委員。慶応義塾大学SFC研究所主席所員。PSINet Japan、デジタルガレージ、Infoseek Japanなど多数のインターネット企業の創業に携わる他、エンジェル投資家としてもこれまでに、 Twitter, Wikia, Flickr, Kickstarter, Path, littleBits, Formlabs 等を初めとする有望ネットベンチャー企業を支援している。2008年米国Business Week誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」、2011年米国Foreign Policy誌にて「世界の思想家100人」、2011年、2012年共に日経ビジネス誌にて「次代を創る100人」に選出。2011年英オクスフォード 大学インターネット研究所より特別功労賞受賞。2013年米大学機構The New Schoolより名誉博士号(文学博士)を受位。2014年SXSW(サウスバイサウスウェスト)インタラクティブフェスティバル殿堂入り。2014年米 Academy of AchievementよりGolden Plate Award受賞。2015年米タフツ大学より名誉博士号(文学博士)を受位。2017年米Industrial Research InstituteよりIRI Medal受賞。2018年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科にて博士号(論文博士)を取得。
南條史生Fumio Nanjo
森美術館館長
慶應義塾大学経済学部、および文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978~1986年)等を経て、2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去に、ヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997年)および台北ビエンナーレ(1998年)のコミッショナー、ターナー・プライズ審査委員(ロンドン、1998年)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006年/2008年)アーティスティック・ディレクター等を歴任。森美術館にて自ら企画者として携わった近年の企画展に、「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る――ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」(2009~10年)、「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」(2011~12年)、「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」(2016~17年)、「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」(2018年)等。近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」(美術年鑑社、2010年)、「アートを生きる」(角川書店、2012年)。
アンドレ・ウールAndre Uhl
MITメディアラボ研究員
アンドレ・ウールはハーバード大学メディア環境研究科の博士号取得候補者でMITメディアラボ所長室の研究員。拡張知能のための世界審議会(CXI)においても研究プロジェクトを率いている。博士論文のための研究では、特に人工知能の倫理とガバナンスのための参加型デザインを扱っている。
ウールは東京藝術大学において修士号を、ベルリン自由大学において視覚芸術および東南アジア研究の学士号を取得した。
現在、MITダライ・ラマ倫理変革的価値センターの特別研究員であり、ハーバード大学において「宗教及び平和実践におけるリーダーシップネットワーク」(リーダーシップ養成に精神的かつ倫理的育成を取り入れるプログラム)のメンバーとしても活動している。
川島優志Masashi Kawashima
Niantic, Inc.アジア統括本部長兼エグゼクティブプロデューサー
米Niantic, Inc. アジア統括本部長 兼 エグゼクティブプロデューサー。Niantic Inc.は 現実世界で探索、発見、ソーシャルな交流、楽しさなどのモバイル体験を育むために始まったGoogle社内スタートアップで、2015年10月にGoogleからのスピンアウトを果たした。2013年に日本人で初めてUX/Visual DesignerとしてNianticに加わり、Ingressのビジュアル及びユーザーエクスペリエンスデザインを担当。世界で2000万ダウンロードを記録している拡張現実ゲームIngressは、日本でも「第18回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門大賞」「2015年日本ゲーム大賞『ゲームデザイナーズ大賞』」など数多くの賞を受賞し、高い評価を受けた。任天堂、株式会社ポケモンとパートナーシップを結び、プレイヤーが現実世界でポケモンを探し、集める、全く新しいスマートフォンゲーム「Pokémon Go」プロジェクトの立ち上げを担当した。Niantic Inc.の独立時、アジア統括本部長に就任。
早稲田大学を中退後、2000年に渡米。ロサンゼルスでの起業、デザインプロダクション勤務を経て、2007年にGoogleに入社。アジア太平洋のウェブデザインチームを統括し、アメリカ人以外では世界で初めてGoogle Doodle(祝日に変わるロゴ)をデザインした。東日本大震災時にはクライシスレスポンスウェブチームを立ち上げ、TED x Tohoku などで講演している。2011年より米Google本社に移籍し、コンシューマープロダクトウェブデザインのグローバルチームを統括した。
ミッチェル・レズニックMitchel Resnick
MITメディアラボラーニング・リサーチ教授
MITメディアラボ ラーニング・リサーチ教授を務めるミッチェル・レズニックは、人々 (特に子供たち) をクリエイティブな学習体験に引き込むために、新しい技術やアクティビティの開発を行っている。彼が設立したライフロング・キンダーガーテン・リサーチ・グループは、プログラミング言語・スクラッチのプログラミング用ソフトウェアとオンラインコミュニティーの開発を行っており、世界最大の子供向けコーディーングプラットフォームでもある。また、彼のグループは、LEGOと協力して新しい教育のアイデアや商品の開発を行っており、「LEGOマインドストーム・キット」がその一例である。そのほか、レズニックは、100の放課後学習センターを結ぶ国際ネットワークであるコンピューター・クラブハウス・プロジェクトを共同設立した。そこでは低所得者層の若者が新しいテクノロジーを用いたクリエイティブな自己表現を行う術を学んでいる。レズニックはプリンストン大学で物理学士号を取得、MITでコンピューター・サイエンスの修士号および博士号を取得した。彼は2011年にMcGraw Prize in Education、2013年にAACE EdMedia Pioneer Award、2018年にISTE Making IT Happen Awardを受賞している。彼は書籍「ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則」の執筆を通じて、2018年にPROSE award for Education Practiceも受賞している。
伊藤瑞子Mimi Ito
カリフォルニア大学アーバイン校コネクテッド・ラーニング・ラボ所長
ミミ・イトウ (伊藤瑞子) は文化人類学者、教育科学者、起業家、そしてコネクテッド・ラーニング (公平であることを重視し、若者の関心に集中した、社会との繋がりの強い学習) の提唱者である。カリフォルニア大学アーバイン校のコネクテッド・ラーニング・ラボで所長を務める彼女は、様々な職業の体験学習をオンラインで受けられる無償のサービス「コネクテッド・キャンプス」の共同創業者でもある。共著による書籍には、「児童とニューメディア:Hanging Out, Messing Around and Geeking Out, Kids Living and Learning with New Media」「Affinity Online: How Connection and Shared Interest Fuel Learning and the reports」「From Good Intentions to Real Outcomes: Equity by Design in Learning Technologies」、そして「Connected Learning: An Agenda for Research and Design」がある。
アリス・チャールズAlice Charles
世界経済フォーラム都市関係プロジェクトリード
スイスのジュネーヴに本部を置く世界経済フォーラムの都市開発に関わるプロジェクトのリーダーを務めるアリス・チャールズは、同フォーラムの「第四次産業革命に向けた都市整備プロトコル」の開発、「都市開発とサービスの未来形成イニシアチブ」とその「運営諮問委員会」、「都市開発に関するグローバル未来委員会」の管理運営、ダボス会議を含む世界経済フォーラム・サミットでの都市開発に関わるコンテンツおよびイベントの企画に携わっている。また、アイルランド国家資産管理機関 (NAMA) の社外取締役も務める。
世界中で17年間にわたり、都市開発、市街地整備、不動産、インフラ、環境、気候変動、公共政策の分野に携わってきた。過去に、アイルランドの環境・コミュニティ・地方自治省、ドイル・エアラン (アイルランド議会)、ジェイコブズ・エンジニアリング (旧名SKMコリン・ブキャナン)、および英国ロンドンのGVAに勤務した経歴を持つ。
クイーンズ大学ベルファストで「環境計画」を専攻し最優等学位で卒業後、同大学で「都市・農村計画」のポストグラデュエート・ディプロマを取得し、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンのマイケル・スマーフィット・グラデュエイト・ビジネス・スクールで経営管理学修士号 (MBA) を取得した。さらに、世界経済フォーラム、ペンシルベニア大学ウォートン・スクール、コロンビア大学、コーネルテック、INSEAD、ロンドン・ビジネス・スクール、中欧国際工商学院 (CEIBS) の共同実施プログラムを通じて「グローバルリーダーシップ」の修士号を取得。現在、王立都市計画協会 (RTPI) の創立委員およびアイルランド計画研究所の会員である。2017年、40歳になる前に顕著な貢献をしたアイルランド人とアイルランド系米国人を称えるアイリッシュ・エコーの「40アンダー40アワード」を受賞した。
中川雅人Masato Nakagawa
株式会社デンソー エクゼクティブフェロー・グローバル技術渉外 / 広島大学客員教授
1956.12.30 愛知県生まれ
広島大学 第1類機械工学課卒 (1980年)
日本電装入社 ポンプ技術1部 (1980年)
Iowa, US : 1988-1993 エンジニア
London, UK : 2003-2004 チーフ・エンジニア
Dusseldorf, DE : 2005-2014 アーヘン研究所長
Amsterdam, NL : 2014-2015 欧州社長
Munich, DE : 2016-2017 欧州CTO
Tokyo, JP :2017/4~ グローバル技術渉外
広島大学 客員教授
ドイツにパワトレ開発拠点設立
アーヘン・エンジニアリング・センター
高島宗一郎Soichiro Takashima
福岡市長
1974年11月1日生。
1997年~放送局でワイドショーや環境番組のキャスターを務める。
2010年 史上最年少の36歳で初当選。
2014年 史上最多得票で再選。
同 年 世界から最も優れた市長を選出するWorld Mayor 2014にノミネート。
2017年 日本の市長で初めてダボス会議に参加。
国内外で積極的な発信を続ける日本の若き政治リーダー。
2014年5月に獲得した「グローバル創業・雇用創出特区」を活用し,スタートアップビザ,スタートアップ法人減税など,様々な規制緩和,制度改革を実現。
日本のスタートアップを、ムーブメントと政策の両面から力強く牽引する。
観光・MICEの振興にも力を注ぎ,2019年のラグビーワールドカップ,世界フィギュアスケート国別対抗戦,G20財務大臣・中央銀行総裁会議,2021年の世界水泳選手権の開催誘致に成功。
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問,クールジャパン戦略推進会議有識者メンバーなど国家レベルの要職でも活躍中。
戸辺昭彦Akihiko Tobe
株式会社日立製作所 社会イノベーション推進本部 アーバン&ソサエティ本部 街づくりソリューション本部 本部主管
1979年株式会社日立製作所に入社。CADアプリケーションシステムのシステムエンジニア、プラント図面のデータベース管理システムエンジニアとしてプロジェクト経験を有する。 1984年ミシガン大学にて工学修士号を取得。以後、証券取引所の情報システム、電力業界のOAシステム等、さまざまなシステムエンジニアリング経験を有する。2002年ITSテレマティクス事業およびCIS(Car Information Systems)事業に参画、車とITの融合事業に従事。2010年スマートシティ事業部門のプロジェクトマネージャーに就任、世界中のスマートな都市開発プロジェクトを経験。現在、株式会社日立製作所社会イノベーション推進本部 アーバン&ソサエティ推進本部 街づくりソリューション本部 本部主管を務める。
森俊子Toshiko Mori
米ハーバード大学デザイン大学院Robert P. Hubbard記念実践建築学教授
ハーバード大学デザイン大学院Robert P. Hubbard記念実践建築学教授、学部長、建築家、ニューヨーク在住。活動分野は都市設計・総合計画、公共及び施設事業計画。視覚化と協調的なデザイン構想による戦略的分析を推進するシンクタンク、VisionArc創立者。国際的な文書提言、博覧会、シンポジウム、レクチャー、設計審査に従事。2014・2016年度ACSA Gold Medal、AD 100を含むさまざまな賞に輝く。
江田麻季子Makiko Eda
世界経済フォーラム 日本代表 / エグゼクティブ・コミティー・メンバー
早稲田大学、米国の大学院を経て、米国内でマーケットリサーチ・アナリストとして勤務。
日本に帰国後、インテル株式会社へ入社。その後、マーケティング本部長として、ブランド戦略などを統括。
その後、香港を拠点にインテルのアジア太平洋地域のマーケティング活動を指揮し、2013年10月より2018年3月までインテル株式会社 代表取締役社長を務めた。インテル在任中は20年以上にわたる知識と経験を活かし新市場の創出などに取り組み、各国での幅広い勤務経験を活かしてグローバルな人材の育成に力を入れた。2018年4月に世界経済フォーラム日本代表に就任。また、2016年9月より内閣府規制改革推進会議委員を務めている。
中村翼Tsubasa Nakamura
有志団体CARTIVATOR 共同代表
1984年生まれ、東京都出身。幼少の頃にフェラーリに憧れ、自動車エンジニアを志す。慶應義塾大学・大学院にて機械工学を専攻しつつ、レーシングカー製作の学生チーム代表を務めたことで学業との両立が認められ、理工学部創設者の藤原賞を受賞。2009年に大手自動車会社に入社し、国内外の量産車設計に従事。その一方で、乗り物からもらった夢を引き継ぐべく、2012年に有志団体CARTIVATOR(カーティベーター)を設立。会社組織や世代を越えた人的ネットワークで、2020年東京五輪で空飛ぶクルマを使って聖火台に火をつけることを目指している。2017年からは慶應義塾大学大学院SDM研究科にて空飛ぶクルマの事業化研究も開始し、研究員を務める。
深堀昂Akira Fukabori
ANAホールディングス デジタルデザインラボ AVATARプログラムディレクター
2008年に、ANAに入社。営利と非営利のタイアップモデル「BLUE WINGプログラム」を発案、Global Agenda Seminar 2010 Grand Prize受賞。2014年より、ANAのプロモーションを担当し、ウェアラブルカメラで撮影したビジネスクラス体験プロモーション「YOUR ANA」を企画、実行。2016年には、クラウドファンディングサービス「WonderFLY」を発案。XPRIZE財団主催の次期国際賞金レース設計コンテストにて、瞬間移動手段「ANA AVATAR」のコンセプトをデザインしグランプリ受賞、2018年3月に国際賞金レース「ANA AVATAR XPRIZE」をローンチ、その後「ANA AVATAR VISION」、宇宙アバタープログラム「AVATARX」をローンチ。
中村理彩子Risako Nakamura
文化服装学院服装科II部 / ファッションデザイナー / デジタルファブリケータ―
1994.11.11〜
2018年3月に慶應義塾大学総合政策学部(SFC)を卒業。2016年より文化服装学院でダブルスクールを開始。デジタルファブリケーションを活用した衣服制作を行う。2018年より、クマ財団二期生として活動開始。
有坂庄一Shoichi Arisaka
テックショップジャパン代表取締役社長
1998年富士通に入社。グローバルマーケティング部門に在籍し、欧米アジアにおけるビジネス企画・開発に従事。その後富士通とスタートアップの協業を促進するアクセラレータープログラムの立上げに参画、2015年10月より現職。サンフランシスコにて本場のメイカームーブメントを体感し、日本で「誰もがアイディアをカタチにできる社会」の実現に向け2016年4月「TechShop Tokyo」をオープン。「すべてのアイディアは良いアイディアで試す価値がある」。
高重吉邦Yoshikuni Takashige
富士通株式会社マーケティング戦略本部VP
1984年に富士通に入社し、一貫して海外ビジネスに従事。グローバル企業との戦略提携や合弁会社の設立運営などに携わる。2012年より、富士通の未来ビジョンと企業がデジタル技術を活用してどのようにイノベーションを起こすことができるかについての考えをまとめた「Fujitsu Technology and Service Vision」の制作とグローバルへの普及を責任者としてリード。世界各地でイノベーションについての講演を行っている。東京大学法学部卒業、米コーネル大学MBA取得。
津田大介Daisuke Tsuda
ジャーナリスト / メディア・アクティビスト
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。 メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門に執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。 主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)、『「ポスト真実」の時代』(祥伝社)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
竹中平蔵Heizo Takenaka
東洋大学教授 / 慶應義塾大学名誉教授 / 森記念財団都市戦略研究所所長 / アカデミーヒルズ理事長
ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣兼務、総務大臣を歴任。博士(経済学)。
著書は、『経済古典は役に立つ』(光文社)、『竹中式マトリクス勉強法』(幻冬舎)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『研究開発と設備投資の経済学』(サントリー学芸賞受賞、東洋経済新報社)など多数。
佐々木紀彦Norihiko Sasaki
株式会社ニューズピックス取締役CCO
1979年福岡県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2012年11月、「東洋経済オンライン」編集長に就任。リニューアルから4カ月で5301万ページビューを記録し、同サイトをビジネス誌系サイトNo.1に導く。著書に『米国製エリートは本当にすごいのか?』『5年後、メディアは稼げるか』『日本3.0 2020年の人生戦略』がある。NewsPicks Studio 代表取締役も兼任。
竹下隆一郎Ryuichiro Takeshita
ハフポスト日本版編集長
1979年生まれ。2002年慶応義塾大法学部政治学科卒。同年朝日新聞社入社。東京本社経済部をへて2013年からメディアラボ。2014年~2015年米スタンフォード大客員研究員(研究テーマ:「人工知能と人間は、どちらがニュースの編集長としてふさわしいか」)2016年5月1日より現職。
浜田敬子Keiko Hamada
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長 / AERA前編集長
1989年に朝日新聞社に入社。前橋支局、仙台支局、週刊朝日編集部を経て、99年からAERA編集部。記者として女性の生き方や働く職場の問題、また国際ニュースなどを中心に取材。米同時多発テロやイラク戦争などは現地にて取材をする。2004年からはAERA副編集長。その後、編集長代理を経て編集長に就任。編集長時代は、オンラインメディアとのコラボや、外部のプロデューサーによる「特別編集長号」など新機軸に次々挑戦した。
2016年5月より朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーとして、「働く×子育てのこれからを考える」プロジェクト「WORKO!」や「働き方を考える」シンポジウムなどをプロデュースする。2017年3月末で朝日新聞社退社。2017年4月より世界17カ国に展開するオンライン経済メディアの日本版統括編集長に就任。「羽鳥慎一モーニングショー」や「サンデーモーニング」などのコメンテーターや、ダイバーシティーや働き方改革についての講演なども行う。
藤沢久美Kumi Fujisawa
シンクタンク・ソフィアバンク代表
国内外の投資運用会社勤務を経て、96年に日本初の投資信託評価会社を起業。99年、同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。現在、代表。
07年には、ダボス会議を主宰する世界経済フォーラムより「ヤング・グローバル・リーダー」に選出され、08年には、世界の課題を議論する「グローバル・アジェンダ・カウンシル」のメンバーにも選出される。16年には、文部科学省を中心とした政府主催の官民プロジェクトの国際会議「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の準備室リーダーとして、のべ7500人が集う会議を成功に導いた。また、政府各省の審議委員や日本証券業協会公益理事などの公職に加え、豊田通商など上場企業の社外取締役なども兼務。国内外の多くのリーダーとの交流や対談の機会が多く、取材した企業だけでも、1000社を超え、ネットラジオ「藤沢久美の社長 Talk」のほか、書籍、雑誌、テレビ、各地での講演を通して、リーダーのあり方や社会の課題を考えるヒントも発信している。近著は、『あの会社の新人は、なぜ育つのか』(2018年3月)。『最高のリーダーは何もしない』(2016年2月)。など著書多数。
佐々木紀彦Norihiko Sasaki
株式会社ニューズピックス取締役CCO
1979年福岡県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、スタンフォード大学大学院で修士号取得(国際政治経済専攻)。東洋経済新報社で自動車、IT業界などを担当。2012年11月、「東洋経済オンライン」編集長に就任。リニューアルから4カ月で5301万ページビューを記録し、同サイトをビジネス誌系サイトNo.1に導く。著書に『米国製エリートは本当にすごいのか?』『5年後、メディアは稼げるか』『日本3.0 2020年の人生戦略』がある。NewsPicks Studio 代表取締役も兼任。
松尾豊Yutaka Matsuo
東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻特任准教授
1997年 東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年 同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より、産業技術総合研究所研究員。2005年8月よりスタンフォード大学客員研究員を経て、2007年より、東京大学大学院工学系研究科総合研究機構/知の構造化センター/技術経営戦略学専攻准教授。2014年より、東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 グローバル消費インテリジェンス寄付講座 共同代表・特任准教授。専門分野は、人工知能、ウェブマイニング、ビッグデータ分析。人工知能学会からは論文賞(2002年)、創立20周年記念事業賞(2006年)、現場イノベーション賞(2011年)、功労賞(2013年)の各賞を受賞。人工知能学会 学生編集委員、編集委員を経て、2010年から副編集委員長、2012年から編集委員長・理事。2014年から2018年まで倫理委員長。2017年より日本ディープラーニング協会理事長。
正能茉優Mayu Shono
株式会社ハピキラFACTORY代表取締役 / ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)スマートプロダクト担当 / 慶應義塾大学大学院特任助教
1991年生まれ、東京都出身。
慶應義塾大学在学中、地方の商材をかわいくプロデュースし発信する(株)ハピキラFACTORYを創業。大学卒業後は、広告代理店に就職。
現在は、ソニーにてスマートプロダクトに携わりながら、自社の経営も行う「パラレルキャリア女子」。
その「副業」という働き方の経験を活かし、2016年度には、経済産業省「兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会」の委員にも。
最近は、慶應義塾大学大学院特任助教として、学生たちと「地域における新事業創造」について、活動中。
奥野克巳Katsumi Okuno
立教大学異文化コミュニケーション学部教授
1962年、滋賀県生まれ。
大学在学中にメキシコ先住民テペワノを単独訪問し、東南・南アジアを旅し、バングラデシュで仏僧になり、トルコ・クルディスタンを旅し、大卒後、商社勤務を経てインドネシアを一年間放浪後に文化人類学を専攻。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。
主な著書として、単著に『「精霊の仕業」と「人の仕業」:ボルネオ島カリスにおける災い解釈と対処法』『帝国医療と人類学』、『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』。
単編著に『人と動物、駆け引きの民族誌』。
共編著に『文化人類学のレッスン:フィールドからの出発』『セックスの人類学』『人と動物の人類学』『改定新版 文化人類学』『Lexicon 現代人類学』など。
共訳書にエドゥアルド・コーン『森は考える:人間的なるものを超えた人類学』、レーン・ウィラースレフ『ソウル・ハンターズ:シベリア・ユカギールのアニミズムの人類学』がある。
浜田敬子Keiko Hamada
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長 / AERA前編集長
1989年に朝日新聞社に入社。前橋支局、仙台支局、週刊朝日編集部を経て、99年からAERA編集部。記者として女性の生き方や働く職場の問題、また国際ニュースなどを中心に取材。米同時多発テロやイラク戦争などは現地にて取材をする。2004年からはAERA副編集長。その後、編集長代理を経て編集長に就任。編集長時代は、オンラインメディアとのコラボや、外部のプロデューサーによる「特別編集長号」など新機軸に次々挑戦した。
2016年5月より朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーとして、「働く×子育てのこれからを考える」プロジェクト「WORKO!」や「働き方を考える」シンポジウムなどをプロデュースする。2017年3月末で朝日新聞社退社。2017年4月より世界17カ国に展開するオンライン経済メディアの日本版統括編集長に就任。「羽鳥慎一モーニングショー」や「サンデーモーニング」などのコメンテーターや、ダイバーシティーや働き方改革についての講演なども行う。
柳川範之Noriyuki Yanagawa
東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授
1988年慶應義塾大学経済学部通信教育課程卒業。1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。慶應義塾大学経済学部専任講師を経て、1996年東京大学大学院経済学研究科助教授、同准教授を経て、2011年より現職。
NIRA総合研究開発機構理事。厚生労働省「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会事務局長、経産省「兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会」座長。そのほか、内閣府、国土交通省、経済産業省、文部科学省等で審議会・研究会の委員を務める。東京大学金融教育研究センター・フィンテック研究フォーラム代表。
主な著作物:『法と企業行動の経済分析』日本経済新聞社,『契約と組織の経済学』東洋経済新報社,『会社法の経済学』東京大学出版会(三輪芳朗・神田秀樹と共編著,『日本成長戦略 40歳定年制』さくら舎、『40歳からの会社に頼らない働き方』筑摩書房、『東大教授が教える独学勉強法』草思社等。
石山アンジュAnju Ishiyama
一般社団法人シェアリングエコノミー協会事務局渉外部長 / 内閣官房シェアリングエコノミー伝道師
(一社)シェアリングエコノミー協会 渉外部長として、広報・政府渉外を担当。「イノベーションの社会実装」をミッションに、ベンチャー企業と政府の官民パイプ役として規制緩和や政策推進などに従事。内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、総務省 地域情報化アドバイザー、厚生労働省「シェアリングエコノミーが雇用・労働に与えるインパクト研究会」構成委員、総務省検討会 構成委員など。他「シェアガール」としてシェアリングエコノミーを通じたライフスタイルのメディア発信などトライセクターで活動。日経Comemoキーオピニオンリーダー。 NewsPicksプロピッカー、WEEKLY OCHIAI レギュラー出演。1989年生まれ。国際基督教大学(ICU)卒、在学中にNHK番組補佐を経験後、新卒で株式会社リクルート入社後。HR領域で3年半従事した後、株式会社クラウドワークス経営企画、広報、政策渉外担当を経て現職。ミスユニバースジャパン2010セミファイナリスト、2012横浜ファイナリスト。
青柳直樹Naoki Aoyagi
株式会社メルペイ代表取締役
ドイツ証券投資銀行本部にて、テクノロジー企業の株式公開支援やM&Aアドバイザリーを経験。
グリーにて、CFOとして資金調達や株式上場を主導するとともに、事業開発責任者としてプラットフォームの立上げに従事。
GREE International CEO、事業統括本部長などを歴任。
2017年11月、株式会社メルペイ代表取締役に就任。慶應義塾大学卒。
竹下隆一郎Ryuichiro Takeshita
ハフポスト日本版編集長
1979年生まれ。2002年慶応義塾大法学部政治学科卒。同年朝日新聞社入社。東京本社経済部をへて2013年からメディアラボ。2014年~2015年米スタンフォード大客員研究員(研究テーマ:「人工知能と人間は、どちらがニュースの編集長としてふさわしいか」)2016年5月1日より現職。
米良はるかHaruka Mera
READYFOR株式会社代表取締役CEO
1987年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、スタンフォード大学へ留学。帰国後、2011年に日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」の立ち上げを行い、2014年より株式会社化、代表取締役に就任。
World Economic Forumグローバルシェイパーズ2011に選出され、日本人史上最年少でスイスで行われたダボス会議に参加。2016年にはテレビ東京カンブリア宮殿に女性最年少経営者として出演。
Forbes 30 Under 30、St.Gallen Symposium Leaders of Tomorrowなど国内外の数々の受賞経歴を持ち、現在は首相官邸「人生100年時代構想会義」の議員や内閣官房「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進室」専門家を務める。
溝口勇児Yuji Mizoguchi
株式会社FiNC Technologies 代表取締役CEO
高校在学中からトレーナーとして活動。今日までプロ野球選手やプロバスケットボール選手、芸能人等、延べ数百人を超えるトップアスリート及び著名人のカラダ作りに携わる。トレーナーとしてのみならず、業界最年少コンサルタントとして、数多の新規事業の立ち上げに携わりまた数々の業績不振企業の再建を担う。再建を託された企業に関しては、その全てを過去最高業績へと導く。2012年4月にFiNCを創業。一般社団法人アンチエイジング学会理事、日経ビジネス「若手社長が選ぶベスト社長」に選出、「ニッポンの明日を創る30人」に選出。
澤田智洋Tomohiro Sawada
一般社団法人世界ゆるスポーツ協会代表
コピーライター/福祉クリエイター。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後17歳の時に帰国。2004年広告代理店入社。映画「ダークナイト・ライジング」の『伝説が、壮絶に、終わる。』等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。代表を務める「世界ゆるスポーツ協会」では3年の活動で50種類以上の新しいスポーツを発明。スポーツ界のアカデミー賞とも言われる「HEROs AWARDS 2017」も受賞。その他、「弱さの革新」をコンセプトに、視覚障害者のアテンドロボット「NIN_NIN」、ひとりを起点に新しいファッションをつくる「041 FASHION」、義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」、お爺ちゃんアイドルの「爺-POP」などの企画/プロデュースもしている。
津田大介Daisuke Tsuda
ジャーナリスト / メディア・アクティビスト
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。 メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門に執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。 主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)、『「ポスト真実」の時代』(祥伝社)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
水野祐Tasuku Mizuno
弁護士 / シティライツ法律事務所
Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(リーガルデザイン・ラボ)。グッドデザイン賞審査員。IT、クリエイティブ、まちづくり等の先端・戦略法務に従事しつつ、行政や自治体の委員、アドバイザー等も務めている。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』(フィルムアート)、『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』(オライリー・ジャパン、共同翻訳・執筆)など。Twitter : @TasukuMizuno
丸山俊一Shunichi Maruyama
NHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサー/早稲田大学・東京藝術大学非常勤講師
「欲望の資本主義~ルールが変わる時~/~闇の力が目覚める時~」「欲望の民主主義~世界の景色が変わる時~」「欲望の経済史」「欲望の時代の哲学~マルクス・ガブリエル日本を行く」など、近年「欲望」をキーワードに現代社会を読み解く異色ドキュメントを次々に企画開発、制作統括。その他「人間ってナンだ?超AI入門」「地球タクシー」「ネコメンタリー猫も、杓子も。」「ニッポンのジレンマ」など、硬軟様々なジャンルのドキュメント、教養エンターテイメントをプロデュースし続ける。
慶応義塾大学経済学部卒業後、NHK入局、教養番組部ディレクター、チーフ・プロデューサーなどを経て現職。過去に「英語でしゃべらナイト」「爆笑問題のニッポンの教養」「ソクラテスの人事」「仕事ハッケン伝」「Jブンガク」などを企画開発。
著書に「結論は出さなくていい」(光文社新書)「すべての仕事は肯定から始まる」(大和書房)「欲望の資本主義」「欲望の資本主義2」(東洋経済新報社 制作班との共著)「欲望の民主主義」(幻冬舎新書 同)など。
岸田崇志Takashi Kishida
株式会社LITALICO執行役員CTO
2006年3月博士(情報工学)取得。
大手ネットワークインテグレータを経て、2009年5月グリー株式会社に入社。
エンジニア兼事業責任者を経てJapan Studio統括部長、開発本部副本部長を歴任。
2013年10月同社執行役員に就任。その後、新規タイトル開発やクリエイター育成に従事。
2015年11月株式会社LITALICOに入社、執行役員CTOに就任。
教育・福祉領域のテクノロジー活用を促進するため、エンジニア組織の立ち上げや教育・福祉領域のアプリ開発に従事。
現在は、社会課題を解決するコンテスト「SOCIAL FIGHTER AWARD」の開催など、社内外を巻き込んだ取り組みに注力している。
竹中平蔵Heizo Takenaka
東洋大学教授 / 慶應義塾大学名誉教授 / 森記念財団都市戦略研究所所長 / アカデミーヒルズ理事長
ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年小泉内閣で経済財政政策担当大臣を皮切りに、金融担当大臣、郵政民営化担当大臣兼務、総務大臣を歴任。博士(経済学)。
著書は、『経済古典は役に立つ』(光文社)、『竹中式マトリクス勉強法』(幻冬舎)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『研究開発と設備投資の経済学』(サントリー学芸賞受賞、東洋経済新報社)など多数。
市川宏雄Hiroo Ichikawa
明治大学名誉教授 / 帝京大学特任教授 / 森記念財団理事
市川宏雄は、森記念財団都市戦略研究所業務理事、大都市政策研究機構理事長、日本危機管理士機構理事長等の要職を務め、海外ではSteering Board Member of Future of Urban Development and Services Committee, World Economic Forum(ダボス会議)などで活躍。都市政策、都市・地域計画、危機管理を専門とし、東京や大都市圏に関してさまざまな著作を発表してきた。著書に『都市のエクリチュール』(単著、千倉書房、2018年)、『創発する都市 東京』(編著、都市出版、2017年)、『東京一極集中が日本を救う』(単著、ディスカヴァー携書、2015年)、『東京2025 ポスト五輪の都市戦略』(共著、東洋経済新報社、2015年)、『山手線に新駅ができる本当の理由』(単著、都市出版、2012年)、『日本大災害の教訓』(共著、東洋経済、2011年)、『日本の未来をつくる』(共著、文藝春秋、2009年)などがある。これまで政府や東京都の委員、日本テレワーク学会や日本自治体危機管理学会の会長を歴任し、数多くの公的機関・民間団体の活動に携わってきた。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、ウォータールー大学大学院博士課程修了(都市地域計画、Ph.D.)。1947年、東京生まれ。一級建築士。
南條史生Fumio Nanjo
森美術館館長
慶應義塾大学経済学部、および文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。国際交流基金(1978~1986年)等を経て、2002年より森美術館副館長、2006年11月より現職。過去に、ヴェニス・ビエンナーレ日本館(1997年)および台北ビエンナーレ(1998年)のコミッショナー、ターナー・プライズ審査委員(ロンドン、1998年)、横浜トリエンナーレ(2001)、シンガポール・ビエンナーレ(2006年/2008年)アーティスティック・ディレクター等を歴任。森美術館にて自ら企画者として携わった近年の企画展に、「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る――ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト」(2009~10年)、「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」(2011~12年)、「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」(2016~17年)、「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」(2018年)等。近著に「疾走するアジア~現代美術の今を見る~」(美術年鑑社、2010年)、「アートを生きる」(角川書店、2012年)。
伊藤穰一Joichi Ito
MITメディアラボ所長
伊藤穰一は、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長。MIT Media Arts and Science実務教授。ハーバード・ロー・スクール客員教授。株式会社デジタルガレージ共同創業者で取締役。PureTech Health取締役会議長。The New York Times、Knight財団、MacArthur財団、FireFox 開発のMozilla Foundationのボードメンバー。金融庁参与。金融庁「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」委員。慶応義塾大学SFC研究所主席所員。PSINet Japan、デジタルガレージ、Infoseek Japanなど多数のインターネット企業の創業に携わる他、エンジェル投資家としてもこれまでに、 Twitter, Wikia, Flickr, Kickstarter, Path, littleBits, Formlabs 等を初めとする有望ネットベンチャー企業を支援している。2008年米国Business Week誌にて「ネット上で最も影響力のある世界の25人」、2011年米国Foreign Policy誌にて「世界の思想家100人」、2011年、2012年共に日経ビジネス誌にて「次代を創る100人」に選出。2011年英オクスフォード 大学インターネット研究所より特別功労賞受賞。2013年米大学機構The New Schoolより名誉博士号(文学博士)を受位。2014年SXSW(サウスバイサウスウェスト)インタラクティブフェスティバル殿堂入り。2014年米 Academy of AchievementよりGolden Plate Award受賞。2015年米タフツ大学より名誉博士号(文学博士)を受位。2017年米Industrial Research InstituteよりIRI Medal受賞。2018年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科にて博士号(論文博士)を取得。
チャットポン・チューンルディモンChatpong Chuenrudeemol
建築家 / チャット・アーキテクツ代表
チャットポン(チャット)・チューンルディモンは1994年にカリフォルニア大学バークレー校において建築学学士号を、2000年にハーバード大学デザイン大学院において建築学修士号を取得。 バークレーに拠点を置く会社フェルノ・アンド・ハルトマンアーキテクツ、そしてdA(現NADAAA)にて勤務。
アメリカで幅広い研究を行い豊富な経験を積んだ後、チャットは生まれ故郷バンコクに戻り、2012年にチャット・アーキテクツを設立。ここで地域に根ざした、地域社会の生活を活性化するための革新的なデザインを行っている。2015年、チャットは、リサーチシンクタンク、チャット・ラボを設立。ラボは、親しみを込めて“バンコク・バスターズ”と呼ばれ、タイ固有の建築とストリートのタイポロジーを見出すことを目的としている。
チャットは、実践と研究の他、教育もデザインの極めて重要な要素と考えている。 彼は KMUTT(モンクット王工科大学トンブリ―校)、ランシット大学、チュラーロンコーン大学など、タイ国内の様々な大学で教鞭を執ってきた。
チャットの作品は国内外で展示されており、日本では2015年 TOTO ギャラリー「間」において展示が行われた。 間もなく、チャットはシンガポール国立大学(NUS)におけるエキジビション「Construe and Construct」で彼の研究に基づくデザインを展示する。
土谷貞雄Sadao Tsuchiya
暮らし研究家 / 株式会社貞雄代表 / HOUSE VISION企画コーディネート / コンサルタント / 建築家 / 住まい / 暮らしに関する研究者 / コラムニスト
1982年日本大学大学院建築史建築論研究室博士過程前期修了。1984年イタリア政府留学生としてローマ大学に在籍、その後1989年までイタリアにて建築家Calro Severati教授に師事。1989年帰国後ゼネコンにて様々な経験を積み、建設系コンサルタントへ転身。2004年良品計画のグループ会社MUJI NET(現MUJI HOUSE)に入社。無印良品が住宅部門の新規事業の立ち上げを責任者として行う。2007年に取締役就任。2008年に退社しコンサルタントとして独立。それ以降も無印良品の暮らしの良品研究所の研究員、無印良品の家のプロジェクトをサポートする。独立後は住宅産業のみならず暮らしに関わる多くのクライアントをサポート。暮らし調査や商品開発およびブランド戦略を主な業務とする。特にアンケートという手法を使い人々意識しない潜在的な欲求を分析(行動分析)し、それを見えるかたちにすることを目指している。
2010年春より無印良品のアドバイザーである原研哉氏の構想の未来の暮らしを考えるプラットフォーム「HOUSE VISION」を一緒に立ち上げる。
ポポ・ダネスPopo Danes
建築家
住宅からレストラン、星付きのホテルや高級リゾートまで様々な建築を手がける、バリ島出身の建築家、ポポ・ダネスは、ローカルの文化と自然とを調和させるデザインで知られている。常にバリ島の伝統建築の環境に配慮し、その建築デザインに融合させる彼は、バリ島で最も著名で評価されている建築家の1人。1993年に自身の建築事務所、ポポ・ダネス・アーキテクトを設立した。バリ島の未来を見据えた彼のスタイルは、古典的であり控えめなものだが、彼のデザインする建築は、審美的な観点から美しく、なおかつ環境とも調和している。
多くの建築家が、建物の外観に力を入れる一方で、ダネスの主な関心は、建物の各要素が機能的であるかに注がれている。常に、デザインが周りの自然環境と調和しているかを確認することで、あらゆる部屋に機能を持たせ、建築、景観、そして内装とを強く繋げている。彼は今、国内外での受賞歴がある建築家として、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどのデザインフォーラムにゲストスピーカーとして招かれている。
重田眞義Masayoshi Shigeta
京都大学アフリカ地域研究資料センター長 / 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授 / NPO法人睡眠文化研究会理事
1956年京都生まれ。京都大学博士(農学)。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授、京都大学アフリカ地域研究資料センター長。NPO法人睡眠文化研究会理事。専門は生態人類学、民族植物学、アフリカ在来農学、アフリカ地域研究、睡眠文化論。1978年以来、スーダン、ケニア、エチオピアなどアフリカ各国で地域社会の生業と開発の調査にあたり、アフリカ農業における諸問題をヒト-植物関係論の立場から考察してきた。アフリカの人々によって培われてきた文化的資源としての有用植物とそれに関する民族知識の分析を通じて、地域社会における発展の問題に取り組んでいる。また同時に人間の眠るという営みを生活文化としてとらえ、多様な学問分野、多彩な視点で掘り下げる学際的な睡眠文化研究をおこなっている。2016年には京都大学総合博物館において「ねむり展」を開催した。主な編著書に、重田眞義・伊谷樹一編『争わないための生業実践:生態資源と人びとの関わり』(京都大学学術出版会、2016)、高田公理・堀忠夫・重田眞義編『睡眠文化を学ぶ人のために』(世界思想社、2008)など。平成22年 外務大臣表彰受賞
ドゥアンチャイ・ロータナワニットDuangjai Lorthanavanich
タマサート大学ビジネススクール副学部長(学務担当)
ドゥアンチャイ・ロータナワニットはタイのタマサート大学のビジネススクール副学部長を務める。観光経営学が専門で、国内はもちろん海外でも以下に挙げるように多岐にわたる調査を実施。主な論文は、「無形文化財として和食(日本料理)を作る際の社会的慣習」(2016 - 2017)、「インド、スリランカおよびネパールを重点にした南アジアにおける世界遺産管理に関する調査研究」(2012)そして「地域社会の形成:タイ北部のカレン族の3つの村における資源管理に関する交渉」(2010)。
学歴:
2007年 学際的研究(社会学、文化人類学、日本研究、観光学)の博士号取得、タイ・タマサート大学学位論文の題名は「観光経営における国家、首都そして地域社会:日本の沖縄県読谷村とタイのメーホンソン・パーイ町の事例研究」
1992年 日本語修士号取得、慶應義塾大学文学部
1989年 日本語学士号取得、タマサート大学教養学部
管理職歴:
2016ー現在 現職
2015ー2017 カセサート社会科学ジャーナル編集委員会
2011ー2014 タマサート大学人材情報ジャーナル編集長
2010ー2011 タマサート大学東南アジア研究プログラム委員長
2007ー2010 タマサート大学東南アジア研究プログラム委員会
1999ー2001 タマサート大学日本語学科長
小倉ヒラクHiraku Ogura
発酵デザイナー
「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家たちと商品開発や絵本・アニメの制作、ワークショップを開催。
東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市の山の上に発酵ラボをつくり、日々菌を育てながら微生物の世界を探求している。絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。2015年より新作絵本『おうちでかんたん こうじづくり』とともに「こうじづくりワークショップ」をスタート。
のべ1000人以上に麹菌の培養方法を伝授。自由大学や桜美林大学等の一般向け講座で発酵学の講師も務めているほか、海外でも発酵文化の伝道師として活動。雑誌ソトコト『発酵文化人類学』の連載、YBSラジオ『発酵兄妹のCOZYTALK』パーソナリティも務めている。新著に『発酵文化人類学』。
トラン・アン・ユンTran Anh Hung
映画監督
ベトナムで生まれ、1975年からはフランスで暮らしたトラン・アン・ユンは、1985年から87年まで、パリのエコール・ナシオナル・シュペリウール・ルイ・ルミエールで映画制作を学んだ。
彼はこれまで6本の長編映画を制作。
「青いパパイヤの香り」(1993年)はカンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクションに選ばれ、新人監督賞とジュヌス賞を受賞。また、セザール賞の長編映画部門最高賞を受賞したほか、アカデミー賞のアカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。
「シクロ」(1995年)は、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。
「夏至」(2000年)はカンヌ国際映画際でオフィシャル・セレクションに選ばれた。
「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(2008年)
「ノルウェイの森」(2010年)は、ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門にエントリーした。
「エタニティ 永遠の花たちへ」(2016年)
佐々木芽生Megumi Sasaki
ドキュメンタリー映画監督・プロデユーサー
北海道札幌市生まれ。1987年よりニューヨーク在住。フリーのジャーナリストを経て1992年NHKアメリカ総局勤務。『おはよう日本』にてニューヨーク経済情報キャスター、世界各国から身近な話題を伝える『ワールド・ナウ』NY担当レポーター。その後独立して、NHKスペシャル、クローズアップ現代、TBS報道特集など、テレビの報道番組の取材、制作に携わる。
2008年、ささやかな収入で世界屈指のアートコレクションを築いたNYの公務員夫妻を描く、初の監督作品『ハーブ & ドロシー 』を完成。世界30を越える映画祭に正式招待され、米シルバードックス、ハンプトンズ国際映画祭などで、最優秀ドキュメンタリー賞、観客賞など多数受賞。NY、東京の劇場でロング・ランを記録した他、全米60都市、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで公開される。2013年、続編にあたる『ハーブ&ドロシー2〜ふたりからの贈りもの』完成、発表。第一作目とともに、現在も世界各国の劇場、美術館、アートフェアで上映が続いている。
2014年NHK WORLD にて、日本の美術を紹介する英語番組 ART TIME-TRAVELERナビゲーター。2016年秋、第3作目にあたる長編ドキュメンタリー映画「おクジラさま〜ふたつの正義の物語」完成。本作は2015年TOKYO DOCSにて最優秀企画賞受賞、2016年釜山国際映画祭コンペティション部門に正式招待された他、ロードアイランド国際映画祭、トロント・リールアジアン国際映画祭で最優秀作品賞受賞。日本では、2017年9月9日から全国で劇場公開され、2018年夏から全米で劇場公開予定。集英社より出版された初めての書下ろしノンフィクション作品「おクジラさま」で、2018年科学ジャーナリスト賞受賞。