Pandemic と感性の拡張:Real と Virtual の融合がもたらす世界
コロナ禍において日常化したオンラインでのコミュニケーションは、ヴァーチャルとリアルを融合させることで、私たちの世界観を変容させつつあります。このような状況において、現実空間にはより人間の感性に訴える場が求められているのかもしれません。本セッションでは「人間の感性と不可視の現実をつないできたアート」を手掛かりにしながら、人と人、人と情報、交流と断絶、個と集団の壮大なせめぎ合いの場である都市の新たな可能性を問います。
【分科会について】
コロナ禍をきっかけに変容したコミュニケーションの変化に着目し、私たちがどのように世界を認識し(わかる:認識)、他者とどのように理解し合い(わかりあう:共感)、そして他者と協働する(うみだす:協働)とは何かを様々な観点から検証します。そして、多様化するコミュニケーションにより拡張する私たちの感性を通して、ヴァーチャル空間の侵入が加速する都市の新たな可能性を考えます。
私たちは五感をはじめとした身体の感覚器官から得られた情報を、言語によって規定することで世界像を認識してきた。しかし、そこで形づくられる世界像が全てなのだろうか?文化の視点、生物の視点など、幾つかの新しい視点から「わかる」ことの意味や方法を検討し、その向こう側にある新たな可能性を考える。
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近年の科学技術の目覚ましい発展は、我々の周囲にこれまで見えていた現実を越えて広がる未知の現実があることを気づかせてくれる。パンデミックもそうした新しい視点の一つにすぎない。そこで多様な視点から見る世界像を紹介し、そこから生じる新しい理解(わかり方)とその意味について焦点を当てる。
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コミュニケーションの方法は言語だけではない。身振りや手ぶり、色彩や形、聴覚、雰囲気(ムード)、心や直感までさまざまな方法がある。コミュニケーションについての新しい方法は、人間のみならず、動植物やウイルス、ロボットやAI、など非人間(他者)との情報交換と理解の可能性を問い掛ける。それはまた世界における人間の立ち位置を表すことにもなるだろう。多様化する他者との関係はどんな「共感」を生むのか?
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人工知能(AI)の登場により、人間の道具であったはずの科学技術は、私たち人間を越えた新たな他者になる可能性を持ち始めた。いま、近代以降に築いてきた身体と精神といった二元論的世界観を見直し、パンデミックの生み出した新たな環境の中で認識、意識、理解と共感に焦点を当て、多様な他者と共生するための「分かり合う場」とは何かを考える。
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都市、そして建築は、これまで人間の共生、協働を前提に空間を創り出してきた。しかしパンデミックのもたらした困難は、そうした前提に疑義を投げかけ、ヴァーチャルとリアルの新たな関係、他者と協働することの新たな意味を問いなおす。グローバルな視点に立って人間の生きる空間の未来とライフスタイルを考える。
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パンデミックを契機に、私たちの生活空間に施されたソーシャルディスタンス(社会的距離)は、これまで人々の交流や相互理解を基盤にして生み出された創造活動に大きな衝撃を与えた。ヴァーチャルの導入は、何をもたらしたのか。パンデミックによって、何が変わったのか、何が変わらないのか。今あえて、現実空間に求められるものを考える。
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